<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夢乃
性別:女
年齢:53
プロフィール:成人男女二人の子供を持つシングルマザー。派遣社員をしながら日々変化していく自分と日夜奮闘しています。
4年程前から母と一緒に暮らしていますが、この2、3年は私も母も病気がちで、どうにかギリギリの生活を送っています。
母は3年前、掃除中にベッドの脇につまずき、ろっ骨を骨折。
その翌年には背骨を痛めて寝込みがちになっていきました。
そして私自身も、2年前に腰椎分離すべり症を患い、仕事ができない状態が続き収入が激減。
母に助けてもらいながら生活をしている、という状態です。
ただ、幸いなことに半年くらい前から調子が戻り始め、新しい職場にも恵まれこれから......と言うとき、なんと母が突然「一人暮らしをしたい」と言い出しました。
体が不自由な高齢者を住まわせてくれる、民間のアパートを探すのは難しいことは知っていました。
母にどうするつもりなのか聞いてみると、知人の持っている家に住まわせてもらい、知人の仕事を手伝うというのです。
年明けにはそちらに引っ越す算段までしてあって驚きました。
母が一人暮らしをしたい理由、それは金銭的な面にありました。
私が働けない間は母の貯金を崩しながら生活をしていたため、母の老後資金は底をつきかけています。
これから国民年金だけで生活をおくるのは至難の業ですし、今後貯蓄ができるはずもありません。
そこで母は、知人の仕事を手伝いそれでも生活が成り立たないようなら、生活保護を受けようと思っているとのことでした。
ですが、知人の仕事を手伝い家を提供してもらっていては生活支援は受けられません。
そのことを教えたのですが、なかなか聞き入れてもらえませんでした。
そんな話し合いを続けていたつい最近、母にまた別の病気の症状が現れてきてしまい、知人を頼って移り住む状態ではなくなってしまいました。
そこでどうするのか聞いてみたら、母の言い分は私と一緒に暮らしていると生活保護を受けられないから、一人暮らしをしたいの一点張り。
さらに、一緒に住むなら私に今の仕事を辞めて生活保護を受けるように言ってきたのです。
確かに、私の収入だけで母を食べさせていくのは苦しいでしょう。
ですが、だからと言って仕事を辞めてまで生活保護を受けたいわけではありません。
また、この先必ず介護を強いられる時がやってきます。
その時までは母のためにもなんとしても仕事は辞めるわけにいかないのです。
こんな母を説得するには、どうにかして私が収入を増やしていくしかないと感じています。
これって母のワガママなのでしょうか?
それとも私自身の努力が足りないのでしょうか?
共倒れにならずにやっていくにはどうしたらいいのか、悩み続けています。
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