実家で2人暮らしをする高齢の両親をサポートしているカータンさん。緑内障を患い失明してしまった父と認知症が進行してきた母。しんどいこともあるけど笑えちゃう、介護のエピソードを、超人気ブログ「カータンBLOG」からご紹介。今回は、おしゃべり好きの父のこと...。
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実家で、話好きの父に捕まると
帰るタイミングがつかめなくなる。
しかし、その話が終わると、
間髪いれず、また次の話が始まるわけで・・・。
父のおしゃべりは
とどまることを知らないのだ。
ゆっくり話を聞いてあげたい!
そんな思いはあるものの、
こちらもいろいろ忙しかったり
するわけなのよ。
姉といつも父の話の長さを嘆き合う。
家にいるか、デイサービスに行くか、
父の日常はそんなことの繰り返しだ。
にもかかわらず、
あれだけ話のネタがあるっていうのも
ほんと感心してしまう。
とにかく話すのが好きなのよね。
とりあえず、二階の部屋まで行って
事情を説明したんだけど
そんなこと言われたら・・・
そう思って、聞いてみたわけ。
なのに、話し始めた話といったら
それ、今言わなきゃいけない話?
今後のことも考えて、提案したの!
要するに5レベルは、
『これを言わないで死んだら絶対に後悔する』
そのくらい重要な話ね。
姉は私にこう言った。
後日、私は用があって実家に行った。
頼まれたものを届け、
すぐに帰らなければいけないそんな時。
二階から聞こえてくる父の声。
ひとまず父のところに行って、事情を話した。
念のため、姉に教えられた通り
話のレベルを聞いみたわ。
すると・・・
4.5って!!!!
それはかなり重要な話じゃないの!
私はメモを手に、
固唾を呑んで父の話を待った。
父が始めた話を聞いて、私は言葉を失ったわ。
これが、父の4.5レベルの話なのか?
話好きの父にとっては、
すべての話が5レベル?
話の重要性など関係なく
父にとってはどんな話も
「これを言わないまま死んだら
絶対に後悔する」ものらしい。
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今日も夕方、姉と実家に用があって行ったのだけど、待ってましたと言わんばかりに父が話す話す!今日は、姉とふたりだから、いつもより気が楽だった。これ、ひとりだったら、相槌もかなり大変!でもね・・・父と私は似てる。父を見ていると、将来の自分に姿に重なって、こ、怖い!どんな些細な日常もネタにして、しゃべり倒していそうだわよ。
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