世話好きだけど...相手の悪口を言いまくり、最後は「私は違うけど」で締める母

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:よしの
性別:52
年齢:女
プロフィール:75歳の母は昔から世話好きな性格ですが、人の細かなことまで気にし過ぎてそれをいちいち私に報告してきます。

世話好きだけど...相手の悪口を言いまくり、最後は「私は違うけど」で締める母 14.jpg

母と同居を始めて数年になります。

生活のリズムなどは慣れてきましたが、未だに受け入れられずにいることがあります。それは母が「人の悪口」を言うこと。

もともと世話好きなので、友達や知り合いや仕事先のお客さんの話を聞いたり手助けをしたり、放っておけない性分なのだと自分でも言っています。

それだけなら我が家に何も影響はなく、母の気の済むようにと思うのですが、母は人の世話を進んでするわりにその相手の悪口を私に言って来るのです。

「あの人は食べたいと思ったら絶対食べたいらしくてね、食い意地が張っているっていうのかしら」

「あの人の自慢話は聞いていてイライラしてくるわ。そんなに自分が優れていると思っているって凄いよね」

でも、母にだって欠点はあります。それを良く知る我が家では「それってばあちゃんも同じじゃない?」となるのです。

例えば、家族で食事に出かけると、母は必ず隣のテーブルの人が食べているものが食べたくなり、メニューと隣のテーブルをチラチラ。落ち着かない様子で同じ料理を探し、見つけたら注文します。
テレビのバラエティ番組で見た料理を「今夜はどうしてもあれが食べたい」と言い出したら抑えが聞きません。

一日中「あぁ、やっぱりあれが食べたい」を繰り返し、昼ご飯を食べている間から「ねぇ、晩ご飯何が良い?」とソワソワ。結局材料を買いに走って夜の食卓に並べるのです。

とにかく食べることが好き過ぎて、目にすると食べたい気持ちを抑えることができないようです。

そして一番のストレスは自慢話。

「私はあの人みたいに自分を自慢したりしない」と胸を張って言うところが「自慢」だと思えてしまいます。何より「あの人はあんな風だけど私は違う」と比べながら話してくることが私のイライラを増幅させます。

その日出会った友達やお客さんのことを悪く言った後で、必ず「私はそういう所はないから」とか「私だったらこうすると思う」などなど......。

悪口を聞くだけでも気分が重くなるのに、そこに母の「私は」「私なら」という話が追加されてしまうと返事をするのも疲れてしまいます。

娘はそういう話を聞くのが嫌いで、何度も「ばあちゃんの自慢話は何とかならないの? 聞いていて疲れる」と言ってきたり「いつも人のことをあれこれ言うけど、ばあちゃんだって同じだよね。人のこと言えないと思う」とコッソリと私に話してきました。

でも、最近は諦めたのか、母が話を始めると自分の部屋に戻っていったり、食事を終えると母の話が始まるのを知っているので直ぐにお風呂に入りにいきます。
結局、聞くのは私。

でも、面倒なことに、母に「もうそういう話はやめようよ」などと言うと、あっという間に機嫌が悪くなり家の中の空気は更にどんよりと重苦しくなるのです。

同居を始めて少し経った頃、それを何度か経験したので今はもう言いたくもありません。

年齢のせいもあるのか、その頃よりますます酷くなってきている気がして、本気で耳栓でもしようかなんて思ってしまいます。

今は母が話し始めたら洗い物をしたりトイレに行ったりと、できるだけ近くに居ないように気をつけるようにしています。

関連記事:そのお節介、もはや押しつけレベル! 自分の価値観が絶対正しいとゴリ押ししまくる母

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP