認知症の義母と、体が不自由な義母の妹を在宅介護するバニラファッジさん。誰にでも毒舌で、すぐに色々なことを忘れてしまうお義母さんと、手足は不自由だけれど、しっかり者のおばさん。個性的な2人との介護の日々を描いた「伝説の介護ブログ」から、笑いあり、涙ありのエピソードをバニラファッジさんが再編集、連載形式でお届けします。今回は圧迫骨折をしてしまったお義母さんの、リハビリの様子についてご紹介します。
前回のエピソード:いつも気丈なおばさんが「子どものように泣いた夜」/バニラファッジ
今回のお話は、認知症でも健康が取り柄のお義母さんが背中の圧迫骨折で 初めて入院した時のお話です。
それも認知症の症状のひとつかもしれませんが、痛くて痛くて動けなかったお義母さんが夜中に院内を徘徊していたそうです。
もし再び転倒でもすればそのまま寝たきりにもなりかねません。
しかし本人にその自覚はなく、ベッドや車椅子の時にはベルト着用になってしまいました。
お見舞いのたびに泣き出すので、主治医に相談すると...
無理に連れ帰っても、おそらく本人も家族も苦しむだけだと想像できました。
それからはせっせとお見舞いに通い、お義母さんの気を紛らわせる日々。 そして、いよいよ退院の目処がたった頃...
リハビリの指導には 「痛くて痛くて歩けない」と主張し、まったく従わなかったお義母さんですが 私が「家に帰りましょう」と手を差し伸べたらちゃっかり歩きだしました。
入院で頑固と認知症が進んだお義母さんでしたが、退院後はゆっくりゆっくり回復していきました。
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