<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あさがお
性別:女
年齢:50
プロフィール:実家から車で1時間程の距離に住む子供2人の母です。
75歳になる母は8年前に心筋梗塞になり、緊急手術で心臓に金属のバイパスを入れて一命を取り留めました。さらに、その後も検査手術で心臓の血管が細くなっている部分があるということで、再度バイパスを入れています。
術後に先生から言われたことは2つ。
まず激しい運動や心臓に負担がかかる動きをあまりしないこと、そして日々の食事で塩分を節制することでした。それからというもの、母は体調管理にずっと気を付けて生活しており、心臓のための塩分管理と同時に、40代の頃から患っている糖尿病のための食事療法を続けています。ですので現在では毎日大量のお薬を服用しています。
先日、そんな母から携帯に電話がありました。
母は電話口で「ちょっと体調が悪いなと思って、家にある血圧計で血圧を測ったら上が170もあって。急いでかかりつけの病院に行って診てもらったのだけど、先生から別の病院で詳しく検査した方がいいと言われたから、一緒に紹介先の病院へ行って欲しいの」と話してくれました。梅雨明けしてばかりのとても暑い日でしたが、すぐに紹介された病院へ母と一緒に行くことにしました。
病院では心電図、血圧や血液検査等、色々な検査をしましたが、原因はわからずじまい。先生曰く、「急に気温が高くなったので調子を崩したのかもしれない」とのこと。大きな病気ではなかったことに母と私は胸をなでおろしながら病院を後にしました。
ですが、それからも日に日に気温は高くなってきます。
この間のように暑さで血圧があがりやしないか、母が熱中症になってしまわないかと心配になった私。そこで、高血圧も心配ですが熱中症対策として「塩分と水分をこまめにとるようにしてね」と母にお願いをしました。
すると母は「塩分は心臓に良くないからあまりとりたくない」とのこと。心臓のことがあるので、塩分を積極的に摂取するのに抵抗があるようなのです。母が常に食事などに気を配り、節制しながら生活しているのを知っているだけに、私はそれ以上母に何も言えませんでした。
塩分摂取量の制限がある場合は、どのような生活をすれば熱中症予防になるのだろうと悩んでしまいました。最近は、様々な持病を抱えている高齢者の熱中症対策をどうしたらいいか、暇さえあればネットで検索しています。
様々な病気を抱えていると、塩分、糖分をとろうと思っても本当にとっていいのか、他の病気が悪化してしまわないかと躊躇してしまいます。どうすればいいのか、また母と一緒にお医者さまへ相談に行こうと思っています。
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