<この体験記を書いた人>
ペンネーム:あまねく
性別:男
年齢:43
プロフィール:自営業者、妻子ありです。
75歳になる実父は、孫がかわいくて仕方ないらしく、すぐに物を買ってあげようとします。少しお金に余裕があるせいか、値段もそれほど気にしていません。もちろん子どもたちは喜びますし、私たちも助かっている部分もあるのですが、ちょっと度が過ぎていると感じていて、教育上あまりよろしくないのでは......と困っています。
子どもたちがまだ小さかった頃は、実家に帰り、実父と子どもたちが買い物にいくとなった際は、私達夫婦も必ずついていっていました。そのときは一応横から、「それはいい」とか「それはダメ」など買うものにもそっとダメ出しをしたりしていたものです。
ですが、子どもたちも小学生になると、親なしでおじいちゃんと孫だけで買い物にいくようになりました。初めは父が一人で面倒をみてくれて助かると思っていたのですが、こうなると買い物に歯止めがききません。
一応「いくら以上のものは買わないでね」と父にも子どもたちにもいっておくのですが、いざ買い物から帰ってきてみると、値段を無視しているだけでなく、一人3つぐらいおもちゃを買っていたりするのです。父いわく「買って、買ってとおねだりされたから」。ですが、これはさすがに買い過ぎです。ただ、すでに買ってもらったものを今さら取り上げるわけにもいきません。
しかも、買ってもらったおもちゃの行く末にも問題があります。子どもたちももちろん最初は遊ぶのですが、いつもすぐに飽きてしまい、見向きもしなくなるのです。まだ長く遊んだり、工夫できたりするおもちゃならいいのですが、子ども目線で選んだものなので、すぐ押入れ行きのものばかり。今回同じことになるのだろうと思うと、とてもモヤモヤします。
さらに最近は、父の散財はおもちゃだけにとどまらなくなりました。よくよく聞いていると、お店に行くとゲームセンターにも寄るようで、そこでもいろいろなゲームをさせてもらっているようでした。はっきりとはわからないのですが、一度だけではなく何回も何回もやらせてもらっていたようなのです。
子どもの言うことを聞いているときりがありませんから、どこかで誰かが歯止めをかけないと本当にお金が出ていくばかりです。子どもたちから手が離れて、おじいちゃんが面倒をみてくれて楽になったなあと思っていたのですが、やはり買い物にはまだまだ親がついていかなくちゃいけないな......とちょっとがっかりしています。父が買い過ぎないようになってくれればいいのですが、残念ながらそれは望めないようです。
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