<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆちゃく
性別:女
年齢:51
プロフィール:シングルマザーです。元夫と元義母のあり得ない行動を目の当たりにしたことで、ちょっとした人間不信になっています。
私と元夫が出会ったのは約10年前でした。会社の同僚と飲み会に出かけた時、隣席にいた金髪の派手な感じの若い子、それが元夫でした。
元夫は私の8歳年下。都会で水商売をしていたこともあってか、女性を口説くテクニックが抜群。出会ったばかりだというのに、結婚話まで出てきました。身なりは派手なのに、言っていることが古風で、俺についてこいタイプ。当時すでにアラフォーで、仕事にも煮詰まっていていた私は、結婚して彼に尽くしたい思いがいっぱいになり、元夫との同棲をすぐにスタートさせ、きたる結婚に向けての生活を始めました。
ただ、そのうち私の妊娠が判明したことで、同棲しているときは全くわからなかった元夫と元義母の醜い関係が明らかになってきました。
妊娠が判明し、即入籍したその日。元夫に最初に言われたのが「ママが近くに引っ越してこいって言ってる。子どもはママたちがみるって」でした。
子どもができて、結婚してという私の望み通りの展開に平和ボケしていた私は最初「なんてよいお義母さんなんだろう」と思っていました。しかし、それは支配の第一歩だったのです。
最終的に引っ越しが決定した時、私は臨月でした。大きいお腹を抱え、引っ越し先を見に行きましたが、元夫はその日仕事で、内覧に行ったのは義両親と私だけ。買い物や子育てにはかなり不便な立地だったし、内覧した家もかなり古くて私の予想とは大きく違っていました。しかし、私1人では文句の付けようもなく、その家を即決されてしまいました。元義母の言葉「私たちの家に近いから安心でしょ?」が決め手でした。
元夫に不満を伝えたものの「ママたちが決めたことと僕に文句を言うのは、これから先絶対に許さないよ。守らなければすぐに離婚するから」と言われました。私はストレスからか早産に。子どもはNICUに入ることになりました。おまけに私の産後の体調が思わしくなく、3週間も入院を余儀なくされました。
私と子どもが入院している間に、引っ越し作業は勝手に進み、私が独身時代に買い揃えた家財道具は全て捨てられ、代わりに元夫宅から義両親が使わなくなった(いらなくなった)家具類がどんどんと運びこまれました。私の家具類をどうして勝手に捨てたのかについては勇気を出して元義母に尋ねましたが、その答えは「新しく家を買ったんだから、○○(元夫)のものは全部持って行くのが普通でしょ。家財も買わなくて済むからお金も助かるじゃない?」と、全く理解不能な理由でした。それ以上問い詰めようとしても、元夫が「それ以上ママにたてついたら、離婚になるよ」と止めるので、それから先の生活は、全て、元夫と元義母の思う通りに過ごさなければならなくなりました。
それから5年後、「ママの言うとおりにしないと離婚」が決行されました。元義母に最後に言われた言葉は「あなたは、わがままで自分勝手。あなた、家事も息子の喜ぶことも全然しないって聞いてるし、息子が本当にかわいそう。2度とこの家に来ないでちょうだい」でした。
私がしてきた事実と全く違う話が元夫と元義母の間で毎日のように交わされていたとはつゆ知らず、離婚してわずかひと月で、なんと元夫は再婚しました。どうやら再婚にも元義母の力が大きく働いていたようなのです。
元夫は再び、義実家の近くに家を買い、そこに住んでいるようです。子どもだけは私が死守したので、今は元夫たちから、遠く離れた土地で楽しく2人暮らしをしていますが、私の人間不信状態はいまだに続いています。
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