私の歯磨き方法、間違ってた!? 神経質になりすぎた結果、えぐれてしまった歯茎にショック!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:あめゆじゅ
性別:56
年齢:女
プロフィール:子育てから介護まで、人生のフルコースを味わっています。

私の歯磨き方法、間違ってた!? 神経質になりすぎた結果、えぐれてしまった歯茎にショック! 8.jpg

虫歯がなくても歯科医で診てもらうことの大切さを子育ての経験から得ていた私。年に一度の定期健診には必ず行っていましたし、朝の歯磨きは軽めですが、夜の歯磨きは食べかすなど残さないようにデンタルフロスも使って丁寧におこなっていました。もちろん「きれいに磨けていますよ」と衛生士さんからもお墨付き。ただ、歯茎の下がりを指摘されることもあったのです。「噛み締めることが多いですか?」と聞かれたことも多々ありましたが、それほど気にはしていませんでした。

そんな中、80代の実父と義母の介護を通じて「口腔衛生」に向き合うようになりました。食事をしている途中で歯が折れる機会に出くわしたりなんかして、歯科医に連れて行くと同伴者の私が呼ばれるのです。そうして見せられるのは、歯茎から口の奥まで食べかすがたくさんの残ったとてもじゃないけど映像には残せないような状態の口の中。そして言われます。「ご自分ではきれいにできないようなので、磨いてあげてください」。まずは口の中をきれいにしてから治療が始まるということなのです。

そんなこんなで意図せず始まった口腔衛生。年配者の口の中を見て驚くのは、2人ともほとんどが差し歯。ちゃんと歯磨きができないせいなのか、差し歯の根元がダメになり折れる(取れる?)のです。そして紫がかった赤みの歯茎は歯槽膿漏。自分ではない口の中をきれいにするのは、幼かった息子たちの歯磨き以来でした。差し歯が折れた根元は修復不可能。その後は歯根を抜いて入れ歯につなげていきます。まだ残っている歯はあえて抜かず、ダメになるまではケアしなくてはいけません。否応なしに歯間ブラシも使います。

私はこの年配者の口のケアをするようになってから、次第に歯茎の下がりを指摘された自分の歯の根元に危機感を感じるようになりました。私には差し歯はありませんが、かぶせた歯があります。歯茎がやせることでかぶせた歯の根元から虫歯になるかもしれない......と心配になったのです。試しに使っていなかった歯間ブラシを入れると、それまでは入りもしなかったのにスッと入っていきます。

いつの間にこんなに歯の根元があいていたんだろう......と驚きました。
そういえば、ここ5年ほど前から歯の根元に食べかすが残ることが多くなり、昔のオジサンがよくやるように爪楊枝でシーハーしたい衝動に駆られていました。
最近になって気づいたのですが、舌で歯茎を撫でるようにすると、心なしか奥歯の外側の歯茎がへこんでいます。気になって唇を思いっきり引っ張って口の中を鏡に映すと、見えるのはえぐれた歯茎!
これって、もしかして磨きすぎ?
歯と歯茎の間を毛先の細い歯ブラシで丁寧に磨いていたからでしょうか? ショックでした。右下の奥歯の根元が一番酷く、これは右利きの私が右手に歯ブラシを持ち、一番最初に磨く場所! その次がその対称の場所にある左下の奥! 慌ててネットで検索すると、えぐれた歯茎は修復不可能と出てきました......。

歯の磨き方、間違ってたんですかね?

歯ブラシとデンタルフロス、歯間ブラシにタフトブラシまで使ってきれいに歯磨きしていた私。ここまで手をかけて、実父や義母のように歯がボロボロになってしまうなら仕方がない、経年劣化で老化現象とあきらめると思っていたけれども、何か違う? 間違ってる?
それからというもの、えぐれた歯茎が気になって気がつくと舌で触ってしまいます。歯ブラシのあて方を軽くしながら対応していますが、どうやって磨いていいのか、憂鬱になっている今日この頃です。

関連記事:歯ブラシは濡らさない方が汚れが落ちる? 毎日の歯磨きが変わる新常識!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP