歩行もヨタヨタなのに「俺は元気だ!」の一点張り。自分を介助が必要な老人だと思いたくない父

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ズッキーニ
性別:女
年齢:48
プロフィール:結婚を機に田舎に移り住み、家庭菜園と言うには広すぎる畑で野菜を育てています。夫婦二人と猫二匹の生活です。

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父は今年78歳。74歳の母とそこそこ便利な住宅地のマンションに暮らしています。50代まではテニスなどもして元気に働いていましたが、50代半ばに大病を患い、それからは持病を抱えながら定年を迎え、その後はほどほどの体調で過ごしていました。
もともと自分の体調に無頓着で、なかなか自分から「疲れた」など弱音を吐かない父。大病が発覚したときも倒れる寸前、いえ、ほぼ倒れてから病院に行ったぐらいでした。そして、自分には持病があり、健康な人と同じように行動すると疲れるということを周りの人に知られたり、配慮してもらうことをひどく嫌っています。「自分は病人ではない。大丈夫だ、気をつかわないでくれ」が父の口癖です。

ですが、70歳を過ぎたあたりから、体力が落ちてきて疲れやすくなった父。半日以上出かけると疲れて怒りっぽくなるので、心配した私が、行動範囲を見直したり、出かける回数を減らすとかもうちょっと自分のことを大事にしてほしいというと、「俺は元気だ。大丈夫だ」と言い返し、不機嫌になって困ります。

さらに、ここ2〜3年は下半身の筋力が衰え、歩くと左側の腰に負担がかかり、その影響もあって歩行時もヨタヨタするようになってしまいました。しかも、何かの拍子に倒れてしまうと、自力で立ち上がれないときもあるのです。こうなってくると一人で出かけさせるのは心配。そこで母が一緒に出かけようとすると、「俺は大丈夫だ。いちいちうるさくついてくるな」と怒ってスマホも持たずに出かけてしまいます。いちいち心配されたり、行動を止められたりするのはうっとおしいのだとは思いますが、父が「俺は大丈夫だ」と頑固に言い張る姿が余計心配になってしまいます。

ヨロヨロゆっくり歩く父は、ちょっと介助が必要になってきてる老年期の人。ですが、それを他人から、特に身内の母と娘の私に言われるのが腹立たしいようです。自分でもゆっくり歩いたり補助用の手すりが必要なことはわかってはいるのですが、心情的に自分は歩くのもおぼつかない心配される「老人」だと納得したくないのでしょう。怒ってヘソを曲げられては困るので、母は「老人」扱いをしているのではなく「ちょっと一緒に出かけたいのよ」という体で付き添って出かけるようにしています。

歳をとるということは悪いことではありません。みんな歳をとります。若い頃できたことができなくなったと嘆くのではなく、できることを楽しくやっていってもらいたいと父に伝えたいのです。頑固な老人になってしまった父がどうすればわかってくれるのかは、いまだに見つけられないままです。

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