こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を運営しているべにゆうです。 息子がいる夫と結婚して7年目になります。 夫婦で交互に体験記を書いています。
前回の記事:料理のできない男だった僕が家族の食事を作るようになったわけ/キッチン夫婦(夫)
親が高齢者と言われる世代にすっかり入り、親の姿そして自分のことを見つめてみると、 自分が祖父母に対してできなかったことを後悔と共に思い出すようになりました。
「親孝行したい時には親はなし」という言葉ありますが、今は健康で長生きになったということもあり、"親孝行を"と思った時に割合としては昔よりも断然親は健在なことが多いのではないでしょうか?
親孝行という言葉を考えた時に、私は親のことを飛んで、さて私は「祖父母孝行」はできていたのだろうか?と思うようになりました。
祖父母孝行したい時におじいちゃん、おばあちゃんは健在でしょうか?
私の祖父母はみな亡くなってしまいましたが、「祖父母孝行」はできなかったなと思います。父方の祖父母と同居していたのに、優しい言葉もいたわりの行動の一つさえできたことが思い浮かばないので残念でたまりません。祖父母の言葉は、昔の人の言う事だからと聞く耳もたず、たた自分の思いだけで生きていたように感じます。
どうしても注意されたことや怒られたことばかりが先に思い出してしまうのですが、その中に教えてくれた知恵や学ぶべきことがたくさんあったはずだと今になってやっと思えるのです。
なんでもっと早くわからないんだろう。
母方の祖父は早くに他界したので会ったことがありませんが、祖母は93歳まで生きてくれました。その祖母は母が就職してからはずっと40年間ほど一人暮らしでした。 母の実家は遠い他県でしたので里帰りは年に1度。祖母が80歳を過ぎて、一人暮らしでは大変だろうとということで話し合い、うちの自宅から車で40分ほどのところに引っ越しをしてもらいました。
私は土曜日の学校帰りに祖母宅に行き泊まったりはしたけど、今思えば中途半端でちゃんと寄り添ったとは言えません。方言も生活習慣も環境もまるで違うところに高齢で一人で住む祖母の立場になって考えてみると、きっと想像以上に孤独で心細かったのではないかと思います。
その頃、私は高校生。美味しい甘味処を知った頃でもあったので、(ばあちゃんを私があんみつ屋に連れて行きたいな)思っていました。それとサンドイッチ専門店で買ったお土産を祖母が意外と気に入って喜んで食べてくれたので、そのお店にもいつか一緒に行きたいと思っていました。
けど近所のスーパーに一緒に買い物に行くことはあっても、その後祖母が身体を壊し入院生活を長くすることになり、あんみつ屋さんなどへ連れて行ってあげることはできませんでした。 こうして振り返っていると祖父母孝行もそうですが、日々の人付き合いも後悔しないようにしたいと思い直すことにつながっています。
もちろん、今健在の親への孝行も無理なくできることをしたいと思います。
今、もし母方の祖母がいたら、私はこのサンドイッチを作って一緒に食べたいというレシピを紹介したいと思います。ふんわりやわらかな食パンとさつま芋の優しい甘さは小さな子供さんからお年寄りにもおすすです。 それに手に持って1口で食べれそうなかわいいサンドイッチにしました。
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『さつまいものサンドイッチ』
材料
食パン(サンドイッチ用12枚切り)・・・2枚
バター・・・適量
さつまいも・・・2本
玉ねぎ・・・1/2個
塩・・・小さじ1/2
こしょう・・・少し
酢・・・大さじ1
オリーブオイル・・・大さじ2
マヨネーズ・・・大さじ3
牛乳・・・大さじ1
作り方
①玉ねぎはみじん切りにし水にさらした後、水切りする
②さつまいもは皮を剥き輪切りにし水にさらした後に、水切りする
③鍋に水を沸かし、②のさつまいもが 柔らかくなるまで茹でたら取り出して、水を切る
④③のさつまいもをつぶし、①の玉ねぎ、塩、こしょう、 酢、オリーブオイル、マヨネーズ、牛乳を入れて和える
⑤パンに溶かしたバターを塗り、広げたラップの上にのせ④のサラダを広げる
⑥⑤のパンにバターを塗った方のパンをのせる
⑦ラップで全体を包み、端を軽く押して形を作る
⑧冷蔵庫で20分冷やし、ラップに包んだまま包丁で十文字に4つに切り、 ラップをはずして出来上がり
おやつにもお食事にもなりますし、ふんわりとしたさつま芋が口の中で溶けていくようで美味しいですよ。
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