こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を運営しているべにゆう(妻)です。
子どもがいた現在の夫と結婚し、3人で暮らしています。
今回はペットについて。
前回の記事:薬だと思って食べてほしい。藁をもつかむ気持ちで母にすすめた高野豆腐/キッチン夫婦(夫)
ペットは家族と同じ、その愛するペットを亡くした時の悲しみというのは計り知れないというのはよく聞きます。
私も経験者。
実家では私が生まれる前からずっと犬と猫を飼っていて、ペットとの別れを何度か体験してきました。それぞれ特徴、性格があってみんなすばらしい存在でした。
私は特に犬が大好きです。その中で一昨年心臓付近にできた癌で亡くなったシェットランドシープドッグの『ひゅうが』という犬をそれこそ目に入れても痛くないと思うほど、大切にかわいがっていました。
結婚してからは、ひゅうがに会うことはできても一緒に暮らすことはできなくなりました。ただ彼の病気がわかってからの最後の約3か月間は、夫の協力を得て、ほぼ24時間毎日一緒に過ごすことができ、後悔のない看護をすることができました。
ペットは心の支えですが、自分が元気でないとその子を幸せにし命を支える事ができません。私はひゅうがより先に死なない、病気もしない、そう本気で思って生きていました。
そしてひゅうがが亡くなった後、ひゅうががいないのに自分が存在していること自体、変な感じがしました。気が抜けたような、喪失感と悲しみの感情をどう処理していいかわからない、非常に苦しい感情。
でも人間を亡くした時は周りの人たちに理解を求めてもいいけど、ペットの場合は理解してくれる人とそうでない人がいることはわかっていたので、自分が泣きたいように泣くことや悲しみを素直に表現することはできませんでした。ただ、夫を始め家族は理解してくれ、逆に気を使わせてしまったように思います。
思い出すとその時と同じ悲しみはもう2度と味わいたくないと思う反面、その一方で自分が無条件に愛情を注げる愛おしい存在が欲しいと思ってしまいます。
それから半年後、一緒に仲良く飼っていたチーという猫が19歳、老衰で静かに息を引き取りました。母は猫好きでとてもかわいがっていました。
その後、70代二人暮らしの父と母、そしていつも実家に通う私は、次に新たにペットを家族に迎えるかどうかについてそれぞれが考え始めていました。
私は母が次の猫を飼うのかな、と思って 「お母さん、今度子猫の譲渡会に行ってみようか?」とか「猫ちゃんもう飼わないの?」と何度か聞いてみましたが、特別な返答がありませんでした。
母が「飼いたい」とも「飼わない」とも言わないことで、チーちゃん(猫)がいなくなったことが 悲しすぎたのかと私は心配していました。
年齢のこともある。ただ寂しいからといって安易に飼っちゃだめだというのは共通の思いでしたし、みんなで慎重に考え意見し合っていました。
でもそれから数ヶ月過ぎた頃、母が 「動物病院で子猫の里親募集してたんだよね。今度見せてもらおうかな?」と言い出しました。
私は母が前向きになってくれたことと、また別の子と出会えることが嬉しくワクワクしました。 現在、実家ではその子猫を家族として迎え暮らしています。
私は愛犬を亡くしてからは愛犬との思い出がいっぱいの実家にいることが辛く感じる事もあったのですが、この子猫が来てからは会いたくて、またほぼ毎日実家へ行ってしまっています。
愛するペットの存在は人間にとって生きがいともなるもの。
けれど近年、高齢者とペットのある問題が取り上げられることがあります。 飼い主さんがペットの面倒を十分に見れなくなることがあるからです。
ペットを飼うことで生活に張りが出たり、癒しを感じたりする反面、高齢になってペットを亡くすとひどい喪失感を受けやすく、うつになってしまったりすることもあるそうです。
だからと言って、絶対に飼わないほうがいい、とも言えませんし、飼いたい人が飼える環境であって欲しいものです。
ちなみに夫の実家では猫を1匹飼っています。訪ねると義父母は「タマがいて良かったよほんとに。見てると気がまぎれるの」ということをよく言っています。
2~3年前ですが義父に 「俺たちに何かあったらタマはべにゆうさんに任せるから」と言われています。
それは嬉しい!ような・・・責任重大。
さて、今回のレシピですが、両親共通の好きなものを紹介します。 両親は「また?」ってくらいに焼き鮭が大好きです。 好きなのは塩鮭のようで良く食べていますが、塩分も気になるので たまには生鮭でしょうが焼きもいいよ、とすすめたいのです。
-----------------------------------------------
『鮭のしょうが焼き』
材料(4人分)
生鮭・・・4切れ
生姜・・・小2かけ分
塩・・・少々
小麦粉・・・適量
サラダ油・・・大さじ1
しょうゆ・・・適量
作り方
①生姜はすりおろし、生鮭は横に包丁を入れ、皮の手前まで切り込みを入れて開き、塩を少々ふる
開いたところに生姜のすりおろしを入れる
② ①を閉じて表面にも塩をふり、小麦粉適量をまぶす
③フライパンに油を熱し、両面に焼き色をつけるように焼く
※しょうゆをお好み量かけていただきます。レモンやすだちを絞っても合います。
しょうがのすりおろしを入れただけだけど、味気は十分です。
両親ともに生まれも育ちも北海道、東北のためでしょうか? 塩分強めが好みなのですが、近いうちに作って食べてもらおうかと思っています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。