こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」のべにゆうです。
息子がいた夫と結婚し3人で一緒に住んで7年目になります。
前回の記事:「豆乳飲むか?」高齢の父が積極的に豆乳を飲む理由/キッチン夫婦(夫)
先日、シルバー世代になってから若く見える人とそうでない人の違いはなんだろう?と考えるできことがありました。
私の父は71歳でまだ働いているのにも関わらず、ここ数年で急に年齢よりもだいぶ老けて見えるようになりました。
本人曰く昔は恰好良かったらしく、石原裕次郎にだって負けないほどの容姿と言われてたらしい。 「そんなわけはないでしょ」と父に言うのですが、本人が自分の容姿にそこまで自信があるなら言わせておきましょう。
けど実際父を学生の頃から知っている方にちらっと話を聞いた話では、まぁまぁそれなりに格好は良かったみたいだし、何よりも恰好つけて見せることが好きだったようです。
そんな父に最近ショックなことがありました。
毎週1回、自宅から車で15分くらいのところにあるお風呂屋さんに行っているのですが、お風呂上りに座敷でくつろいでいると 「あんた85歳くらいかな?うちのおじいさんと同じくらいに見えるもの」と言われたそう・・・
父:「違うよ、俺は71歳」
女性:「またぁ、なにも誤魔化さなくっていいでしょ」
父:「ハッハッハッ、22年生まれで71歳で間違いないんだ」
女性:「はぁ?!嘘つかなくてもいいのに・・・」
ショックを受けた父は、「髪と髭伸びてるせいかな」と私たちに聞いてきたので、「そうだよ、来週は床屋して髭をきちっとして行きなよ」とすすめました。
そして一週間後、床屋に行ってきた父。
私「どうだった?お父さん誰かに何歳に見えるか聞いてみた?」
母「今度は80くらいかなって言われたんだって」
それからお風呂屋さんで時々何歳に見えるか聞いてるらしいですが、ほとんどは「80歳くらい」と言われてしまうようです。
自分の親が実年齢よりも10歳近く上に見えてしまうということは、娘としても残念です。 なんでだろう・・・と母と考えてみました。 それなりにきちっとすれば恰好良いって言われてもおかしくないのに、と実は内心思っています。
原因を考えてみると、やはり1つは身だしなみ。
そしてもう1つは姿勢や歩き方の動作の面が大きいでしょう。
お風呂屋さんに行くので楽な格好をしているから仕方ないとして、頭や髭を整えてもなお上に見られるとしたら、あとは姿勢だったり、動きしかないと思うのです。
そう言えば・・・と振り返ると、父は昔早歩きだったのに、今は、ほんと・・・足運びがほんと"いかにもお爺さん"。 運動不足もありますが、食べる量もすごく少なくて、父の友達には「よくその足で立ってられるな」と言われるほど、痩せて筋肉がなくなっています。
父は「病院に行ったら低栄養って言われるかもな。お母さんとべにゆうが虐待で食べさせないからだって言われるかもな」と冗談ばかり言って笑っていますが、母と私にとっては全く笑い事ではなく、そんな冗談にさえも内心腹が立っているのです。
心配して、もう少し色々食べなきゃとか、量も食べなきゃとか母と私なりに考えて料理を出してみても、好きなものを好きな時間に好きな量しか食べません。1日に食べる量は普通の人の3分の1で、驚くほど食べません。
病気のことや身体がどうこう言ってみたところで、聞く耳を全くもってくれないこともあり、父が「〇〇が食べたい」と言った時には気が変わらないうちに出すように心がけています。たまにですが、カレーライス、ステーキ、クリームシチュー、うに、鰻は食べたいと口にすることがあります。
先日父にカレーライスを出したら、「ハヤシライスじゃないのか?」と言われました。 「ハヤシライスの方が食べたかったの?」と聞いたら 「どっちだっていいんだけどさ」という答え。
いつもこんな感じの父です。
今回は、今度父に作ってあげようと思っているハヤシライスを紹介したいと思います。
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「ハヤシライス」
材 料
牛切り落とし肉・・・300g
トマト・・・2個
サラダ油・・・大さじ1
玉ねぎ薄切り・・・1個分
酒・・・50cc
ご飯・・・適量
◎調味料◎
トマトケチャップ・・・大さじ4
中濃ソース・・・大さじ3
コンソメ・・・小さじ1
塩・・・小さじ2/3
作り方
①トマトは直火あぶりして水につけ皮をむき、適当な大きさに切る
②フライパンに油を熱し中火で玉ねぎ、牛肉と加え炒める。小麦粉をふり入れ粉っぽさがなくなるまで炒める
③ ①のトマトと酒を加えて蓋をし、弱火で10分ほど煮て、◎の調味料を加える
④蓋をとり、さらに10分ほど煮る。ご飯のうえに盛り付けて完成
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