こんにちは、キッチン夫婦のブログを運営している夫のKです。
前回の記事:お酒を飲みすぎて転んでしまう高齢の父。周囲の心配を気にも留めず.../キッチン夫婦(妻)
私の父は86歳、母は83歳。最近の母は色んな場面で物忘れすることが増えました。一緒に住む父が特にガスコンロの火の消し忘れを心配していることもあり、母は料理をする機会が減ってしまいました。
父はずっと食べ続けていた母の料理が大好きで、それがズバリ好みの味付けです。妻や私が料理を差し入れしても、やっぱり母の味の濃い料理が好きらしい。
父が自分で作れば良いのですが、調味料一つとってみてもどれをどのくらいの量入れればいいのかなど見当もつかないらしい。
高齢になってから急にできるものでもないのも想像に難くありません。超高齢化時代、仕事を退職したら料理を楽しむのは良いことだし、普段料理を作っている人が病気になった時にはやはり自分でも作れる方が良いと思います。
では料理経験がない人、料理に興味がない人はどうようにしたら料理をしたくなるのだろう? 参考になるかはわかりませんが、私が料理好きになった経緯を書きたいと思います。
初めは離婚したことにより必要に迫られて...でした。
夕飯は母にお願いすることができましたが、朝食だけは息子の為に自分で作りたいと思ったことがきっかけです。
息子が6歳の時から現在20歳ですが、今も毎日変らず朝食を作り続けています。でもそれは器用なわけでも料理に興味があったわけでもないのです。
包丁の使い方は今でも下手だし、作るのは汁物中心で、簡単な煮物、蒸し物が多く、朝食だけを作ってきたので揚げ物などは全くできません。
それでも家族の好みを考えて作り、妻と息子には出来立てを美味しく食べてもらっていると思っています。
料理を始めた頃は興味があるわけでもなく、レシピ本を見たことはあるものの適当に作っていました。今思い出すと、当時の朝食や息子の弁当はそんなにクオリティの高いものではなかったように思います。
でも、息子が美味しそうに食べている。
この感覚はとても新鮮で、息子の食べる姿を見るのが喜びになっていきました。
その後、妻と出会い再婚してから私は料理が大好きになっていきました。結婚前には妻に「結婚したら私が朝食を作ります」と言ってました。
結婚当初、私は妻が料理を作る様子に驚きました。料理をしながらでも材料、分量を見やすいように先にまとめ、レシピスタンドを使ったりして作っている。それは、ほとんど目分量や感覚で作っていた私には新鮮でした。
私も試しに真似て調味料などを基本通りに作ってみると、以前よりも美味しくできるようになりました。基本のレシピには意味があるのを初めて知ったのです。
そして私のヘタな料理を妻が美味しそうに食べてくれる笑顔を見た時にハマりました。 また、料理をすると食材を探すことも楽しみになります。
私達は夫婦で料理ブログをやっていることもあり、夫婦の会話は必然的に食べ物中心。食べ物の話題は事欠かないですよ。
家族の好みを知って作る料理は家庭の味であり、それが美味しい。
下記の豚汁は私が毎日が発見ネットさんで初めて書いたレシピです。このレシピでは、ごま油でしょうがを炒めることは欠かせません。 そしてこの豚汁は作りたての香りを楽しめるのが最大の魅力!
味噌と醤油の分量を書いていますが、やはり家族の好みがあります。味噌の種類、分量でまるっきり違う味になります。
ここで、家族の好みの分量ができればそれこそが家庭の味で何年たっても食べたい味に。 このレシピは簡単で美味しいですし、自分の好みの味を見つけられますよ。参考にしてもらえると嬉しいです。
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『具沢山の豚汁』
材料(4人分)
豚バラ肉・・・200g
ごぼう、人参、大根・・・各15cmほど
じゃがいも・・・2個
しめじ、まいたけ・・・各1/2パック
長ねぎ・・・1/2本
しょうがの薄切り・・・3枚
だし・・・5カップ
味噌・・・大さじ4
ごま油、しょうゆ・・・各大さじ1
出汁昆布・・・4枚(15g)
・豚バラ肉でなくても余りものの豚肉でも大丈夫
・出汁を作るのが面倒な時は旨味調味料で十分
・きのこもお好みで、個人的にはごぼうときのこの組み合わせが大好き
作り方
1.水5カップに汚れをとった出汁昆布を入れて中火で沸騰させ、煮たったら中弱火にしてアクをとりながら3分したら昆布を取り出す(濃い出汁を作る時は出汁昆布を水に1時間以上浸ける)
2.豚肉はひと口に切り、ごぼうは皮をそぎ斜め切り、にんじん、大根はいちょう切り、 じゃがいもは乱切り、長ねぎはぶつ切りにする
3.鍋にごま油を入れて熱し、しょうがの薄切りを炒め、なじんだら豚バラ肉を入れて炒める
4.豚肉に焼き色がついたら野菜を入れて中火で炒める
5.具材に油がなじんだら①の出汁を入れて強火で熱し、アクを丁寧にとる
6.中火にかえて15分煮込こみ(アクはとって下さい)、ねぎを加える
7.野菜がやわらかくなったら味噌を溶き、しょうゆを入れて出来上がり
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