子供の頃は躾に厳しかったのに...煎餅をポロポロこぼす母に物思う/oyumi

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こんにちは、oyumiです。

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子供の頃、親に「ご飯を食べるときは口を閉じなさい」だとか「肘をついて食べない」だとか、躾の中でも食事に関してよく言われていました。

私は保育園に通っていたのですが、保育士の先生に対しても食事に関しての注文が一番うるさかった気がします。

ところがここ最近になってから、あんなにうるさかった母の行儀がだんだんと悪くなっていくのが目立ち始めて、むしろ私の方から「せんべい食べるときせめて手を添えて!(ポロポロ落ちるから)」と言うようになってしまいました。

これはきっと母の仕事環境にも原因があるのだろう、と感じています。

母の仕事は介護職。この仕事は、施設によっては比較的楽なところもあれば信じられないくらい大変なところもあって、母は後者の場所で働いています。(その代わり給料や福利厚生が良い)

「この仕事を始めて10年も経つからか、いろんなことに無関心になった。習い事もやめてしまったし、食べることと飲むことしか楽しみがない。」

ここ最近になって頻繁に口にするようになりました。

そりゃあ、もう60歳で、夜勤もあり、連休も少なく、細かいことなんてさらにどうでもよくなって仕方ないよなぁ...と申し訳ないと思いながらしみじみ感じました。

ただでさえもう歳だし好きに生きたいであろう母に、「あれやめてこれやめて」なんて言えないので、やっぱり実家を離れたところで親孝行をするというのは自然な流れなんだなあなんて。

ちょっとお金貯めて旅行にでも連れて行こうかなと思いました。

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oyumi

平成生まれの24歳。2014年よりwebで漫画・イラストのほかコラムの執筆活動を始める。不真面目なものから真面目なものまでいろいろ描いてます。

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