私が手伝う「義父母の食堂」の40代常連客。LINEを交換したら、凄い数の「恋人のようなメッセージ」が...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:会社員の夫と高校生と中学生の子供2人の4人家族。夫の実家の食堂を手伝っている主婦。

私が手伝う「義父母の食堂」の40代常連客。LINEを交換したら、凄い数の「恋人のようなメッセージ」が... 12.jpg

我が家は、夫(46歳)、長女(17歳)、長男(12歳)の4人家族です。

夫の実家で義父(71歳)と義母(67歳)と半同居をし、私は義父母と義兄(47歳)の営む食堂を手伝っています。

お店はアットホームな中華食堂で、営業は月曜日から土曜日、周囲の会社のサラリーマンの方や、タクシーの運転手さんなどが多く利用してくれます。

常連さん達は気さくな人が多く、色々な話ができて楽しいのですが、会社員の男性Sさん(42歳)のストーカーのような行動に困っています。

Sさんは土日を除いたほぼ毎日、ランチタイムのピークを過ぎた時間帯に1人で来店します。

物静かで控えめな雰囲気でしたが、少しずつ言葉を交わしていくうちにいろいろな話をするようになりました。

話していくうちに音楽の趣味も合い、年齢も近いからか、子どもの頃に流行ったことなどで盛り上がったりして、私もSさんと話すのが楽しくて、結構話し込むように...。

そんなある金曜日、いつものようにランチに来たSさんから、帰り際に小さな紙を渡されました。

「何だろう?」と思い見ると、紙には「今度、飲みながら音楽や映画の話でもしませんか? 良かったら連絡ください」というメッセージと、携帯番号、名前が書いてありました。

結婚してから男の人に誘われたことなどなかったので、メモを見た私は少しドキドキしてしまいました。

しかし、Sさんに対して「気の合う常連客」以外の感情はなかったので、その誘いに対してリアクションはしないことにしました。

週が明けた月曜日、Sさんはいつもの時間に来店。

私は気まずさを感じながらも普段通りに接していると、Sさんもいつもと変わらぬ様子だったので安心しました。

ですが帰り際に「結婚していると、やっぱり飲みや電話はしづらいよね? これLINEのIDだからLINEで話そう」と紙を渡してきたのです。

私は「LINEなら、まぁいいか」と気軽な気持ちで、SさんとLINEで会話するようになりました。

趣味が合うこともあり、映画や音楽について情報を教えあったり、何気ない話で盛り上がったりと初めは楽しかったです。

しかし二週間ほどやり取りをしていると「僕以外の客との会話は短くして」「今日のTシャツは下着が透けてたから気をつけて」など、まるで恋人のような内容のLINEが送られてくるようになりました。

気味が悪くなり、自分からはLINEをしないようにしたり、返信を遅くしたり、既読スルーをしていたら、1日に物凄い数のLINEが来ます。

さらにLINEの無料電話もくるようになったため、「ストーカー殺人」という言葉がちらついて怖くなり、夫に相談しました。

「今度、LINE電話が来たら俺が出てLINEも電話も止めるように言うけど、心配だから、親父とお袋、兄貴にも話しておこう」

夫がそう言ってくれてほっとしました。

その後、義父母と義兄にも事情を話して、Sさんが来店した時は、皆で用心するようにしてもらっています。

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