「いざというとき」のための火災保険、見直しして安くするコツは?/斗比主閲子

こんにちは。斗比主閲子と申します。

アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。

※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)

【前回】保険は最低限の我が家。でも、自動車保険でこのオプションだけは付けてます!

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我が家では、自分のお金で賄える限り最低限しか保険に入らないようにしています。

生命保険も医療保険も、国民健康保険と貯金で十分と考えて、家族の誰も加入していません。

ただ、損害保険である自動車保険と火災保険には加入しています。

家族が交通事故の加害者となった場合、損害賠償金額は大きな金額で、必ずしも貯金では賄えない可能性がありますから、自動車保険の任意保険への加入は一切悩みませんでした。

一方で、火災保険は加入するかどうか、そして、どこまでオプションを付けるか(削るか)は大分悩み、基本の建物の火災保険に加えて、最低限の家財保険と地震保険を付けています。

賃貸の場合は、家主から特定の火災保険に加入することを推奨されることが多いですし、戸建てでも最初に加入した保険を延長し続けている人が多いでしょう。

私みたいに、どんな火災保険に加入するか、さんざん悩む人は少数派のはず。

詳しくない人向けに火災保険の概要を簡単に紹介すると、火災保険はその名の通り、住宅に火災が遭ったときの補償をしてくれる保険です。

被害の対象は基本的に建物ですが、オプションを付ければ家財も対象になりますし、火災だけではなく台風や洪水などの自然災害の損害も保険の対象にできます。

地震での倒壊や火災での損害はそのままではカバーされず、オプションとして地震保険に加入する必要があります。

他の保険と同様に火災保険も色んな保険の掛け方があるので、安ければ年間数万円で済むものの、オプションを付けていくと年間何十万円にもなったりすることがあります。

火災保険の見直しを考えている人向けに火災保険を安くするコツを紹介すると、基本的には以下の3つになります。

・加入期間を5年にする

・補償金額を最低限にする

・オプションは極力付けない

一つ目は加入期間をできるだけ伸ばすことです。

今は火災保険は最大5年の契約しかできませんが、単年契約と5年契約を比較すると、大抵5年契約の方が年間で5%ぐらい保険金が安くなるはずです。

二つ目の補償金額を最低限にするというのは、損害が発生時の最大の補償金額を大きくし過ぎないというのと、保険会社の免責金額を大きくするという方法です。

当たり前ですが、保険会社に補償してもらう金額を大きくすればするほど保険料は上がっていきます。

自分が今住んでいる家を建て直そうとした時にどれくらいのお金が掛かるのか、今手元にどれだけ貯金があるのかを諸々考えて、冷静に補償の限度額を決めましょう。

また、免責金額もできるだけ大きくした方が良いです。

免責金額は保険会社が保険料を支払わなくてよい金額のことで、加入者が自己負担する金額です。

5万円や10万円ぐらいの少額の損害は自分で払うようにすると、保険料が安くなります。

「保険に入るのに、なぜ自分で負担するの?」と思うかもですが、保険で手当てしたいのは数百万円から数千万円ぐらいの、自分では賄えない大きな金額の損失ですよね?

少額の損害は貯金で賄えるのだから、高い保険料を払ってわざわざ保険に入る必要はないと私は考えています。

三つ目のオプションを減らすというのはそのままです。

日々ニュースを見ていると、どこかで自然災害が起きていて、台風や地震のために保険で手当てをしたいと考えると思います。

ただ、自分の自宅が自然災害で大きな損害を受けるかというのは、家の耐久性や立地によるところも大きいですよね。

ハザードマップを見て、豪雨による洪水や土砂崩れがあまり起きない地域に住んでいるなら、水災の被害を補償するオプションに加入しないというのはまったくおかしい判断ではありません。

などなど、こんなことを色々と考えて我が家は火災保険に加入しました。

実を言うと、満足する形での加入ではないのですが、我が家の事情は次回に紹介できればと思います。

一言で言えば、「二世帯住宅は大変!」ということです(苦笑)。

以上、今日はこんなところです。

どなたかのお役に立てれば幸いです!

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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斗比主閲子

"アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層。旧帝大卒で年収は2000万円"ということになっています。ゆりかごから墓場まで、ありとあらゆる人間関係トラブルの相談を趣味で対応しています。単著『私って、甘えてますか?』(総合法令出版)

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

斗比主閲子さんのブログ:斗比主閲子の姑日記

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