「リマインド」と「リセットデー」を自身に設定。リズムよく前向きに働く秘訣/中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

忙しい毎日を過ごすなか、「なんだか流されるように生きてるんじゃないか」とふと思うことがあったという中道あんさん。知人に話してみると、「毎月1日と15日の朝にリマインドしたらいい」というアドバイスが...

【前回】60代になる前に書き出した「残りの人生で叶えたい夢リスト」。限りある時間を何に使う?

「リマインド」と「リセットデー」を自身に設定。リズムよく前向きに働く秘訣/中道あん pixta_85894607_S.jpg

ビジネスのスケジュール管理でよく使われるリマインダーという言葉があります。

「リマインダー(reminder)」を直訳すると、「思い出させるもの」などとなります。

つまりリマインダーとは、重要な情報を思い出させてくれる仕組みのことです。

おかげさまで仕事が忙しくて悲鳴を上げそうなのですが、あまりにも早く時間が過ぎてしまうので、なんだか流されるように生きてるんじゃないかと思うことがあります。

そんな話を知人にしたところ、「毎月1日と15日の朝にリマインドしたらいい」と教えてもらったのです。

本来なら会議の予定や約束事を思い出すために行うものですが、この場合は自分に対するリマインドです。

✓この半月の間どんなことをしたのか

✓自分はどんなことを大切にしたいのか

この2つのことを紙に書き出して思い出していくのです。

すると、「ちゃんと仕事をしているじゃん、私。」という小さな達成感を得られますし、もう少し「遊ぶ時間を取ろう」などという人生における大切な時間についても「そうだった...」と思い出せるようになるのです。

月に2回、そうすることでモヤモヤした気分を断ち切れます。

リマインドで程よくリセットされ、気持ちが前向きになれるのです。

そして一週間のうち一日を「リセットデー」に決める。

サラリーマンの知人は、なんとか水曜日くらいまでは働くモチベーションを維持できるのだけれど、木曜日にはガーンとさがって、溜まった疲れのせいで電車のつり革につかまって立ちながら寝てしまうこともあるそうです。

その気持ち、ほんとうによくわかります。

不定休で働いているので曜日の感覚があまりない私でさえ、木曜日はなんだかしんどい。

「あと2日で土曜日かぁ」と待ち遠しい気持ちになります。
ちなみになぜか金曜日の夕方になると、今週も頑張った! と思ってしまいます。実際は土曜日が仕事でもです)

そんな私の場合は、木曜日をリセットデー。

14時からは仕事を入れずに、ピラティストレーニング。

毎週のことなので体の調子がよく分かります。

トレーニングについていけない日は、仕事で無理をし過ぎている証拠。

これこそ健康のバロメーターで、なくてはならない時間です。

リセットデーだからといって、体を動かす必要もありません。

ランチにいつもよりちょっといいものを食べるとか、デザートをプラスするとかでもいいですし、仕事帰りにカフェに立ち寄るのも良いでしょう。

会社員時代は、水曜日によく鍋料理を作っていました。

鍋を料理というかどうかは別として、ほとんど野菜を切るだけの楽ちんメニューで家事労働をリセットしていたのだと思います。

すると、明日からまた頑張ろう! と活力が湧きます。

いろんな働き方ができる時代になっていますので、一週間の使い方は人それぞれでしょう。

でも意識的に「楽しみを作る」「楽をする」ことを習慣にして、悪い流れをリセットする区切りを入れると一週間にリズムが出てきます。

働いていると、ただただ時間に追われているような気分になることは多々あります

だから、しっかり自分のしてきたことを確認し、自分の大切にしているものを思い出す作業と、ダラダラと時間をやりすごさない工夫が大事です。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。20代で結婚、2男1女を授かる。結婚22年で夫と別居。55歳「自分らしく生きたい女性のための発信塾」を起業。4歳になるイングリッシュコッカースパニエルと日々の暮らしを楽しんでいる。著書に『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』(KADOKAWA)、『50代、もう一度「ひとり時間」』(三笠書房)がある

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『「誰かのために」を手放して生きる』

(中道あん/自由国民社)

これまで「家族のために」生きてきた自分に、革命を起こしてはみませんか。そろそろ自分を大切にして自由を謳歌していい。50歳からは心の贅肉を落として軽やかに生きよう。


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『昨日とは違う明日を生きるための 新しい幸せの始め方』

(中道あん/KADOKAWA)

15年前の私は、今がこんなに輝いているなんて、想像すらしていなかった。「家族のための私」から、「私のための私」に! Ameba公式トップブロガーによる40代からの人生を新しく構築する 「女性版ライフシフト」のバイブル。


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『50代、もう一度「ひとり時間」』

(中道あん/KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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