<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こぽちゃん
性別:女
年齢:52
プロフィール:美味しいものを食べたり飲んだりしている時が一番幸せ。
お酒好き、美味しいもの好きなA子は同年代の友人です。
他の友人も交えて数カ月に1度くらい飲み会を開きます。
人当たりが良く面白い子なので、彼女がいると場が盛り上がって楽しいのですが...時折モヤッとすることがあります。
A子は比較的名前の知れた会社で働いているA子は、グルメでいろいろなお店を知っています。
彼女のSNSには、美味しそうなランチやディナーがたくさん。
その中から「この店良かったから行こう」と誘ってくれて、数人で予約して会を開きます。
そこでA子に「あれ?」と思うのは、会計のことなのです。
酒豪の多いアラフィフの集まり。
みんな遠慮なしに好きなものを頼み、飲みます。
1回の飲み会の費用が5000円を下回ることはほとんどなく、平均予算は7000〜8000円。
それでも、毎月のことではないし、子育てもほぼ終えたいい大人ばかりなので「自分へのご褒美」などと言い訳しながら、皆で楽しんでいる会です。
そんな楽しい会がお開きになるお会計の時。
合計金額を頭数で割って「今日は1人いくらね」と支払いの段階になると...A子はこう言うのです。
「ごめん! 財布にお金入ってないわ〜。今度でもいい?」
もちろん毎回ではないのですが、私の知る限りで3回に1度くらいはあるように思います。
「次、いつ会えるかわからないし、あるだけでももらっておくよ」
その日の幹事役がそうと言うと、5000円も入ってないという返事。
「これ渡したらタクシー代払えないから許して〜」
そう、笑いながらやり過ごすのです。
だいたい、A子が決めた店です。
私も事前に、どんな雰囲気で、どんな価格帯のお店なのか、お店のホームページや口コミサイトをチェックしてから行くようにしています。
A子はどのくらいの金額になるかわかっているでしょうに...みんな呆れてしまうんです。
それでも、その時は大抵皆酔っていて気分も良いので、あまりこだわらず「しょうがないなあ」と思えてしまうのですが。
その後、A子からお金を返してもらわなかったとは聞かないし、トラブルも聞きません。
ケチなわけでもお金がないわけでもないと思います。
翌日、「昨夜は楽しかったね〜! お料理の写真SNSに載せるからいいねしてね〜」とグループLINEしてくるA子は無邪気で憎めないのです。
ただ、お金に関する感覚だけが理解できず、でももう大人だし、改めて意見するのもなんだかなあ、と思ってしまいます。
今までは飲み始めるとそんな話題にはなかなかなりませんでした。
でもA子の癖はみんなわかってきています。
近頃では顔を合わせるとすぐに誰からともなく「A子、今日はお財布の中身、ちゃんと入ってるでしょうね〜」と冗談めかしてチクリと言うようになってきています。
関連の体験記:お酒が飲めない私。お酒を10杯飲んでワリカンし「安かったね~」と言い放つ友人たちにピクピク
関連の体験記:「ママ友」はあくまで「子供の友達のママ」。そんなドライな私が驚愕した「ママ同士の呼び方ルール」
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。