20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。
悪い意味に捉えられがちな「流されやすい」。でも、それは逆に「フットワークが軽い」とも言えるのでは? と思った中道あんさん。最近はじめた2つの新しい習慣は何かというと...
【前回】多くの「心配ごと」が出てくる50代。不安になるより「おもしろがる」を実践すべし!
「ミーハー」は令和の時代にも通用しますか? それとも、もうすっかり死語になっちゃいました?
ミーハーとは、流行りものに飛びついたり人気の芸能人に熱中したりしやすい性質や動向などを指すようです。
そこには世の中の流行にかぶれやすい人のことも。
なんだか、ちょっと人を見下した印象を受けますが、「流されやすい」をいい意味で言うと「フットワークが軽い」とか「新しいもの好き」とも言えるんじゃないでしょうか。
自分という芯の部分で変わらない価値観は大事にしたいですが、新しいものや誰もが興味を持っていることを、軽々と試してみるのは若さを保つ秘訣ではないでしょうか。
勿論、みんながやっているからといって軽率にとか、軽薄な考えで行動するといった意味ではありません。そこには自分の考えがあることが条件です。
最近始めた2つのことをご紹介します。
とある有名女性タレントさんの美容本が巷で大人気。
それを読んで「目から鱗がはげ落ちた」と自分のYouTubeチャンネル絶賛していた男性タレントの動画をたまたま視聴。
「朝夜のフェイスマスクを習慣化する」というのを聞いて、早速自分も始めてみようと思いつきます。
フェイスマスクはこれまでに使っていて、したりしなかったりでした。
したときには「今日は丁寧にお肌の手入れをした」と自己満足に浸っていました。
娘は20代ですがお肌のお手入れには時間もお金も投資するタイプです。
美容のことなら彼女に聞くのが早いと思い、娘にフェイスマスクを選んでもらうことにしました。
二人でドラッグストアの化粧品のコーナーにいき、品定め。
娘が選んでくれたものは毎日使えるタイプのものです。
フェイスマスクをつける時間は5分~10分。
これまで毎朝のルーティンは洗顔→簡単なスキンケア→メイクアップ→犬の散歩でしたが、洗顔→フェイスマスクをつけながら白湯を飲みつつぼんやりする、としてみました。
もしくは10分ほどの家事もいいですね。
私の知っている人にはフェイスマスクをトイレ掃除とくっつけ、欲張りなよい習慣を身に着けた人がいます。
習慣化するには何かの習慣にくっつけるのが一番。
私の場合はいまのところ白湯を飲むことに落ち着きそうです。
始めてから数日後、娘もビタミンや美容エキスがたっぷりのフェイスマスクを買ってきて真似をはじめました。
どうやら自分であれこれ調べて納得した様子。
高価なスキンケアをやめてフェイスマスク1本にしてみるらしい。
フェイスマスクをしているわずかな時間、自分を大切に扱っている気分がして良かったです。
そして、もう一つは食いしん坊ならではの挑戦!
オートミールを白米の代わりに食べてみることに。
これは50代の美活&快活ライフを送っているクライアントさんから教えていただきました。
お茶碗にオートミールを30gを入れ、水60CCでふやかした後レンジで1分30秒温めるだけ。
白ごはんと比べればたしかに見劣りしますが、食べてみるとお粥のような味わい。
手作りの梅干しとの相性が抜群で、すっかり気に入ってしまいました。
何より腹持ちがいいので、小腹が空いたからとおやつをパクつく回数が減りました。
改めてスーパーを見渡すとオートミールやグラノーラの専用コーナーまでできていて、その種類の豊富さにびっくり。
そういえば娘はヨーグルトにグラノーラとバナナを混ぜたものを朝食にしています。
以前の私なら「そんなものを食べて...もっとちゃんとしたものを食べなさい!」なんて頭の固いことを言っていたと思います。
でも、今では、「こうじゃなきゃいけない」というのは思い込みがほとんどで世間が狭い証拠だなと思うように。
ミーハーな人は流されやすいのではなく、ものごとをポジティブに捉え、柔軟な思考を持っているのだと思うようになりました。
こうして、新しい習慣ができることで暮らしに楽しさが増えるので、ご機嫌な時間が増えています。
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