<この体験記を書いた人>
ペンネーム:みぃや
性別:女
年齢:47
プロフィール:バツイチ子持ち。30代半ばでS子と知り合ってもう10年以上。今や竹馬の友。他人にはいえない秘密も共有する中。
46歳と私より1歳若いS子には、離れて暮らす立派な彼氏がいます。
会社を経営しているため普段は仕事が忙しく、なかなか会えないようですが、月に一度はS子に会いに来て、美味しいお寿司を食べにいったり、お小遣いをあげたり。
20歳のころからの仲で、結婚こそしていませんが、本当にできた彼氏です。
そんなS子にはMという3歳年上の男性の友人がいます。
MはS子の事を好きで好きでしょうがなくって、2人きりで飲んでいると、「俺本当にS子の事好きなんだわ」と、酒の力を借りて告白するのだそうです。
S子は彼氏がいるし、Mのことは単に飲み友達としてしか見ていないというのですが、そのわりにはよく2人で出掛けたり食事に行ったりします。
彼氏といるより長い時間をMと過ごしているんです。
「変なことは一切していないからね!」
そう断言するS子ですが、Mとお出かけする時は、必ずMから手を繋いできて、仲良く歩くのだそうです。
それだけではなく、飲み過ぎて終電を逃したMをS子の家に泊めるときは、セミダブルのベッドに並んで寝ます。
当然のように、お泊まりセット(下着とか服とか)もS子のうちに置いてあります。
たまに私も呼ばれて3人で宅飲みをしたりすることもあるのですが、Mは私が帰る時は、さも自分の家のように「またおいでねー!」といい、S子のうちに残ります。
MはS子のことを「俺の彼女」とか、「妻」と過去何度もMの友達に紹介しています。
S子はその都度笑ってごまかしているそうですが、もちろん周りからは恋人同士だと勘違いされています。
「Mのことはただの飲み友達だからとはっきりしないと、既成事実を作られちゃうよ」
S子に何度も忠告したのですが、全く聞く耳を持ちません。
MはとにかくS子のことが好きでたまらないので、まずは外堀から埋める作戦を着々と進めているように見えます。
なんと今年のお正月には、S子をMの母に紹介しました。
その方法がまた...ろくでもなかったんです。
Mの実家で作ったおせち料理を、S子が住むマンションの一階に持ってきたM。
「俺だけじゃ運べないから、部屋から出てきてお袋の車まで取りにきて」
そうS子に言ったそうなんです。
降りていってMの母親と顔を合わせたS子は、世間一般的な「いつもMにお世話になってます」などと挨拶をし、Mの母に気に入られたとのこと。
Mはそれに気を良くして「今日のお前の挨拶は95点」と言ったそうです。
でも、肝心のおせち料理は、S子の手を借りるほどでもなく、Mが1人で一回で運んだとか。
「S子のことを紹介したかっただけじゃん!」
そう文句を言った私に、Mは「その通りさ」と怒ったそぶりをしました。
ですが、これに関してはS子も悪いです。
今までさんざん期待をさせるような態度をとってきたわけですから。
「私だってMとは好きで一緒にいるわけじゃない。ああ気持ち悪い、あんな奴、重い荷物持ったりしてくれなきゃ、付き合うだけ無駄」
関係を改めるように言った私にS子はこう言います。
でも、それならMの相手をしなければいいし、ましてや家に泊めるなんてあり得ません。
それとも、今はこんな男女関係もあり、なんでしょうか?
みなさんはどう思いますか?
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