<この体験記を書いた人>
ペンネーム:むらまゆ
性別:女
年齢:44
プロフィール:専業主婦です。小学生の時から白髪が生えるようになりました。
はじめて白髪が生えたのは、小学校高学年の頃でした。
その頃はポツポツ白髪がある程度だったため、そんなに気にしていませんでした。
ですが中学生になり転校、いじめなどが重なると、ストレスのせいなのかわかりませんが、髪の半分以上が白髪に変わりました。
そこで、美容室で初めて白髪染めをしてもらいました。
そのとき、美容師さんに「こんなに若いのにたくさん白髪が生えて大変だね」と言われたのを今でも覚えています。
高校生になっても白髪が減ることはありませんでした。
学校の校則に「髪染めは禁止」という項目があり、これに白髪染めも入ると言われたときは大ショックでした。
しかも、生徒指導の先生に「白く染めるな」と言われ、「誰がこんなに丁寧に半々に染めるか!」と怒ったことも覚えています。
ですが事情を説明しても白髪染めも禁止ということは変わりなく、私の当時のあだ名は「モノトーン」でした。
その後社会人になった私は、白髪染めを再開。
美容師さんからは「若白髪、大変ですね」と言われ続けました。
この「若白髪」というワードは、20代から30代は当たり前のように使われていました。
しかし40代に入った頃、様子が変わってきました。
4年ほど指名している美容師さんにカットと白髪染めをしてもらっているときのことです。
「私、若白髪で大変なんですよ」
「昔は大変だったんですね」
「昔...」
私は今も若白髪のつもりだったのですが、世間的にはもうそうではなかったようです。
「昔」という言葉にショックを受けました。
そして最近は、美容師さんから「白髪を完全に染める」提案ではなく、「白髪を生かす髪型」を提案されることが多くなりました。
もう若白髪ではなく、老化によって生えてきた白髪なのだと現実を突きつけられたわけです。
だったら染めるのをやめようと思い半年ほど染めなかったところ、ほぼ100パーセント白髪になりました。
そのままの髪で中学三年生の息子と路上を歩いていたところ、知らないおばさんに突然「かわいいですね。お孫さんですか?」と言われました...。
その後、髪を黒く染めたときに息子と歩いていても特に何も言われなかったので、白髪の威力にびっくりしました。
白髪を生かす髪型の方がいちいち染めなくてラクチンですが、やはり「子どもを孫と思われた事件」以来、必ず染めるようになりました。
息子曰く、私は白髪を染めれば39歳くらいには見えるそうです。
その言葉を励みに頑張って若作りをしていますが、若作りと言っている時点でもう若くはないのですよね...。
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