<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夏子
性別:女
年齢:44
プロフィール:今年で結婚15年目。郊外の住宅街に住む主婦です。毎日のんびり近所の公園を散歩して癒されています。
義父(70歳)はさっぱりした話しやすい性格です。
3年前に義母が65歳で亡くなった後も変わらずとてもよくしていただいてます。
けれども私は嫁。
義理の父に対してはやはり気を遣います。
2011年に息子が産まれて1カ月ほど経過したある夜、義父(当時60歳)から電話がありました。
「親戚からお菓子をもらったから届けに行くよ。孫も見たいし、30分後くらいに着くから」
夫(当時35歳)は帰宅が0時を回ることもしばしばあって、家には私と息子しかいません。
そのことは義両親も知っています。
30分後、車の音がしたので玄関まで迎えに行くと義父しかいません。
お茶を飲んで息子(孫)を抱っこして、そんなに長居しないで帰りましたがとても緊張しました。
その後、月1~2回くらいのペースで義父が一人で訪問してくるようになりました。
これって普通なのかなぁ、と最初はとても戸惑いました。
夫に「お義父さん、お一人で見えたよ」と伝えても「あ、そう。話し相手になってもらって良かったね」で終わりです。
義母と電話で話していても「今度、お父さんがそっち行くから」と普通に言ってきます。
どうやら、モヤモヤしているのは私だけなようで...。
そして息子が歩くようになると、義実家から行楽に誘われるようになりました。
大きな公園や遊園地など、あちこちに行きました。
しかし義実家に夫婦と息子で伺っても、夫はすぐに寝てしまいます。
義母が「お父さん(義父)と公園にでも出かけてらっしゃい」と外に出るよう促すので出かけると、息子は遊びに夢中になり、私は義父と話すことになります。
共通点がほとんどなく話のネタに困るので、出かけると毎回疲れていました。
一番困ったのは、プールに誘われたことです。
海パン姿の義父と一日中水着姿で一緒にいるなんて想像しただけで無理!
子どもを追いかけて大股開きになったり、しがみつかれてポロリしたら恥ずかしいどころではありません。
プールの話が出る度に理由を見つけて断っていましたが、結局断り切れず一度行きました。
ラッシュガードとスパッツ、サーフパンツを購入して私は水着にならずに済んだのでよかったですが。
朝の6時に迎えに来て、夕方まで一緒に過ごすこともざら。
多いときなど1週間に2~3回出かけることもあり、さすがに参りました。
「私、最近お義父さんとご一緒することが多くて、もう話すことないから少しお休みしたいなぁ」
そう夫に頼んでも、「楽しんでおいでよ」と話になりません。
一時期、義父と息子の3人の行動が多すぎて、これじゃ義父と夫婦みたいじゃないかとストレスを感じました。
しかし、2015年に息子が幼稚園に入ると出かけるペースが落ちてきて、小学生の今は3人で出かけることはなくなりました。
けれども、ふらっと夫の留守中に訪問して来るのは変わらず。
頻度は1~2カ月に1度くらいに減りましたが「今〇〇(我が家の近所)にいるから、あと15分で着くよ」などと電話がかかってきます。
我が家の鍵を持っているので、外から帰ったら玄関に手土産のお菓子があって「あら、お義父さん来てたのね」などということも。
私は未だに義理の父が来ると気を遣いますが、前のようには緊張しなくなりました。
馴れるものですね。
当時、夫は激務で休日は寝て終わり。
私の父もそうだったので、そんなものだと思っていました。
しかし、義両親は出かけるのが好きなので、きっと、かわいい孫にあれこれ体験させたかったのでしょう。
そして義母は脚が悪いのでお留守番。
結果、3人でとなったのではと今では思います。
もしかしたら、緊張してしゃべりまくる嫁と一日中一緒で、義父も疲れたかもしれませんね。
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