<この体験記を書いた人>
ペンネーム:かなで
性別:女
年齢:48
プロフィール:専業主婦です。夫と中学生の娘と高校生の息子とのんびり暮らしています。
車で2時間のところに住んでいる義兄が海外赴任することになり、義兄と同居していた義母を3年間だけ預かることになりました。マイペースな義母と半年ほど暮らしましたが、すでに音を上げそうになっています。生活時間や習慣が違うことが、こんなに大変だとは思いませんでした。
義母の起床時間は午前5時。それから近所の公園へウォーキングへ出かけます。「かなでさんは寝てていいのよ」と初日に言ってくださいましたが、起きて準備をされている気配で、私も必ず目が覚めてしまいます。
先日は、早朝の玄関先で話し声がするので見てみると、日課のウォーキングで仲良くなった方と、お茶を飲みつつおしゃべりされてました。同じぐらいの年代の方で、毎日会ううちに仲良くなられたそうです。うっかりパジャマで出てしまったので、大変恥ずかしい思いをしました。
朝食は私たちは洋食派なのですが、義母は和食派なので、お味噌汁やおかずを別に用意するようにしています。
お弁当作りと通勤・通学準備で慌ただしいので、同じ洋食メニューにしていただこうと思っていたのですが、初日に「私は、朝はご飯とお味噌汁にしているの。おかずは少なめでいいわよ」と、きっぱりと言われてしまいました。
昼食も、義母が来る前は、私一人なのでパスタなどの簡単なもので済ませていたのですが、和食派の義母のために、しっかり作るようになりました。
義母は朝の連続テレビ小説が大好きで、朝7時30分からBS放送で見たあとで、8時からの地上波放送も必ず見ます。そして、お昼も義母のお楽しみのお時間、連続テレビ小説再放送が始まります。私の好きな情報番組は、朝も昼も見られなくなってしまいました。驚くことに、連続テレビ小説は、土曜日のBSでの一週間6話分まとめて再放送も必ず見ています。
夕食ですが、和食派でヘルシー志向の義母のために一汁三菜の献立を作ります。
私達家族はお肉が大好きで、ボリュームたっぷりの肉料理を大皿で出し、それぞれ取り分けるスタイルが普通だったのですが、義母はお魚メインのあっさりした献立が好みです。しかも大皿から取り分けるスタイルは好まないので、5人分を個別配膳しています。お皿の枚数がとても多く、後片づけが大変です。成長期で食べ盛りの子ども二人には、お肉料理を追加して出しています。
そのほかにも習慣の違いは多々あります。
義母は、おやつを食べません。もともとおやつを食べるという習慣がないそうです。
私は、午後3時に紅茶と甘いお菓子を食べる習慣だったのですが、一人だけ食べるわけにもいかず、義母が来てからは食べていません。
さらに義母は市販のお惣菜や外食を好みません。6月に娘の中学で体育祭があったのですが、季節外れの猛暑日での応援で疲れ果て、夕食は外食やデリバリーを考えたのですが、「かなでさんのお料理が食べたいわ」の一言で、結局自宅での夕食となりました。
あとはお小遣い問題です。義母は娘と息子に1万円のお小遣いを毎月くださいます。うちではお小遣いは毎月、中学生は5千円、高校生は8千円と決めているので、やんわりと「特別にいただいたのは大変ありがたいのですが、教育方針の面から毎月いただくのは遠慮します」と伝えたのですが、私に内緒で毎月こっそりくださっているようです。子ども二人から報告が来るので、貯金して本当に欲しいものがあるときに使うよう言いました。
お風呂についても、うちの家族は寝る前派、義母は夕食の前派など、生活していくうえでの細かい生活習慣の違いはつきません。義母に合わせる生活は大変で、あと2年間半の我慢ですが、なかなかしんどくて困っています。
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