<この体験記を書いた人>
ペンネーム:しらたま
性別:女
年齢:46
プロフィール:花の写真を撮影するのが趣味の私。たくさんの花が咲くのが楽しみです。今年はミモザの撮影に挑戦!
私は46歳、一つ年下の夫と、10代の娘との3人暮らしです。
私は40代を過ぎた頃から、シミや小じわが気になり始めました。
そして最近気になるのは、髪のツヤとコシが無くなったこと。
また、前髪あたりに白髪もちらほらと。
もともと直毛で、毛量も豊かだったのに、髪にうねりがではじめたのにも、がっかりです。
昔は腰まであるツヤツヤのロングヘアが自慢だったのにと、つい若い頃のことを思い出してしまいます。
30代までは長く伸ばしていた髪も、40代になってからは肩より少し下でカット。
年齢にしては髪質が良いと美容師さんは言ってくれますが、自分が気に入らないのだから仕方ありません。
白髪は、まだ白髪染めをするほどではないので、白髪用のヘアトリートメントを使用しています。
シャンプーの後にコンディショナーがわりに使って、10分程度おいてシャワーで流す製品です。
薬品臭もなく、髪にダメージがないので気に入っています。
さて、つい先日のこと。
いつもは自分でヘアスタイリングをする娘が、編み込みをしてと言ってきました。
娘が幼い頃には、毎日触れていた娘の髪。
成長してからは、私がスタイリングをするのは、まれなことになりました。
まず娘の髪をブラシでとかそうと、娘の髪に触れてびっくり。
まさに、自分の若い頃の髪の感触だったのです。
娘とは私は肌質や髪質が似ています。
そのためか昔の自分の髪の手触りが、一瞬にして甦りました。
なんとなく昔とは手触りが変わったと思っていた自分の髪。
この瞬間、自分の髪の変化が鮮明にわかったのです。
ツヤツヤできれいな髪だねーと娘に話しかけながらも、私は心の中で落胆するのを抑えられませんでした。
正直、娘の若々しい髪がうらやましくて仕方ありません。
老化というのは本当に少しずつ、自分でも気付きにくいくらいのスピードでやってくるものなのですね。
ところで、今の私の髪の質感も何かに似ているような...とふと思った私。
気づいたのは、以前の母の髪の感触にそっくりだということ!
「若いうちに、思う存分髪を伸ばしておきなさい。歳を取ったら、伸ばしたくても伸ばせないから」
昔から母が口癖のように言っていたことを思い出しました。
若い頃はよく意味が分からなかったのですが、今なら分かります。
今のところ、肉体的には日常生活に支障は出ていません。
しかし、髪が老化していくように、これから次第に全身に老いが広がっていくのでしょう。
もう若くないんだなと実感した瞬間でした。
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