「この大きなしこりは何?」30年前、見て見ぬふりをしたことが今になって.../中道あん

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。

30年前に気になっていた左肘の傷跡。毎週受けているピラティスのときにそこが気になりだし...

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1週間の励みというか、ピラティストレーニングにハマっています。

体幹が鍛えられて自分のからだが変わっていく様子が嬉しいし、出来なかったことが出来るようになると自信がつきます。

このピラティスの際に、肘を床につけて体重をかけるプランクという動作をしてるのですが、その時に「左肘が痛いな~」と感じていました。

後から見てみると一ヶ所が赤くなっていました。

実は30年前、左肘にデキモノができ皮膚科を受診しました。

腫瘍といっていいのかどうか覚えていませんが、切開して取り除き、傷口を縫合してもらったのです。

癌など悪いものではないか、検査をして問題なしの結果でした。

ただ、肘からほんの少しだけ、肉眼では確認できないほどの縫合糸が飛び出ていました。

何製なのか、硬くてピンと立っている感じでした。

そのうち溶けてなくなるだろうと安易に考えていたら、なんと30年たった今も健在。

時々、何かの拍子で赤く炎症を起こすのですが、放っておけば自然に良くなっていたので、意識してその部分に触れないようにしてきたのです。

それが週に1度どうしても押し付けているせいか、炎症を起こして悪化。

患部に熱を持つほどになったので、しかたなく近所の形成外科を受診。

その日のうちに、切開して膿をだしてもらい、糸も取り出してもらいました。

これで一安心。

1週間後に再診予約を取っていましたが、イヤなものがなくなり、膿を出した傷口もキレイに塞がったので、行く必要性を感じていませんでした。

「行かないでおこう」なんていけないことを考えたりして。

ところがです。

何気に左肘を触ってみたら大きなしこりを感じるではありませんか。

あれ? これは肘? それとも何?と。

いい方の右肘を触ってみると、ふにゃふにゃで梅干しのように皺だらけの皮の下は骨が当たります。

「やっぱり変だわ」。

普段、肘を見ることってほとんどありません。

両肘をまげて、よく見てみても左右の違いはあまり感じません。

でも触ると歴然とした差が。

全然行く気がなかった再診日。

担当医が「もう大丈夫」という言葉を聞き終えるのをやっとの思いで待って、「実は先生!」と勢いよくしこりの話をしました。

すると時間をかけて触診をして下さったあとに、

「炎症したら、免疫細胞が働いて鎮静する。30年間その繰り返しで細胞が固くなってしまった可能性が高い」と。

どうなっているのかはMRI画像診断で見当をつけることができるので、あくまで見当ではあるけれど、それをみて温存するか、除去するかを決めたいとのこと。

30年前のたった5ミリほどの縫合跡がこんなことになるなんて。

最初に気づいてときに処置していれば良かった。

嫌だな~と思うことに見て見ぬふりをしたせいで、問題解決はこんな結末になるんだと。

今日はMRIの検査日です。

今、人気のカフェでこのコラムを書いています。

良かったことと言えば、ブログのネタになったことぐらい。

どんなことも、先延ばしにせず、早めに解決しましょうねと、自分に言い聞かせているところです。

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中道あん

「女性の生き方ブログ!50代を 丁寧に生きる、あんさん流」主宰。Ameba公式トップブロガー。結婚22年で夫と別居。自立した人生を送るため、正社員として働きだしました。社会人の長男、大学生の長女と同居しています。要介護2の実母は3年半同居生活の後有料老人ホームにて暮らしております。

中道あんさんのブログ:アラフィフの生き方ブログ|50代を丁寧に生きる、あんさん流

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『50代、もう一度「ひとり時間」』(KADOKAWA)

20代で結婚、2男1女を授かり、主婦として普通に生きてきた。でも50代になると人生の転機が頼まれもしないのに訪れる。夫との別居、母の介護、女性としての身体の変化、子どもたちの成長。そこから見つけた「ひとりの楽しみ」をあますところなく伝え続ける、「あんさん」流のアラフィフライフ。50代からの人生を前向きに過ごすためのヒントが満載。

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