<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゴムの木
性別:女
年齢:52
プロィール:夜中0時まで聞こえてくるリコーダーの音。どう対処する? と悩んでいたら......。
マンション暮らしの我が家。
同じマンションの人とは笑顔で挨拶する関係で、それなりに良好な関係が築けています。
しかし、その中にちょっと困ったご家庭が。
なんと深夜まで毎日リコーダーやら鍵盤ハーモニカの音が聞こえてくるのです。
しかし、驚くことに0時になると毎日その音がピタッと止まります。
「ということは、0時まではOKなルールなの?」と驚くばかりの我が家族。
そんな我が家は比較的夜型。
ですので、0時はだいたい起きています。
しかし、ご近所には生まれたばかりの赤ちゃんを持つご家庭がありますし、中には夜勤の人、体調不良のタイミング、幼い子どもを持つご家庭だってあるはずです。
そう考えると放置はできません。
しかし、ヘタに動けばマンション内でのご近所トラブルに発展してしまいます。
それに、深夜0時まで楽器OKな家庭となると、こちらの常識が通じないカモ...なんて心配もあります。
そう考えると慎重にならざるを得なくて、あ~でもない、こ~でもないと悩むばかり。
答えを出せずにいました。
そんな現状について家族で話し合っていると「俺が話してくるワ」こともなげに言う我が夫。
しかしそれは一番まずい、うん絶対。
というのも、我が夫はいつもニコニコ直球勝負。
ダメなものはダメだと言える性格ですので、きっと「うるさい・迷惑・やめてね」と、キッパリ伝えてくることでしょう。
それで解決できればベスト。
ですが、そうとは行かないかもしれないのがご近所問題の難しいところなのです。
それに、夫はこういった身勝手な行動をとる人には厳しく接する人のため、きっとこのケースでは相当厳しく対処するだろうと想像できました。
それはやっぱりマズイと考え「一旦待って欲しい」と夫に伝えました。
しかし、それでは問題は解決しません。
防音マットでも敷く?
あるいは管理会社に連絡する?
そう考えていた矢先、階下のリコーダーがピタッと止まったのです。
あ~、これはきっとリコーダーのテストが終わったな、なんて楽天的に考えていたら「あ、オレ話したよ」と夫からまさかの告白が。
なんでも、朝エレベーターでその家のご主人と偶然乗り合わることになり、こんな会話があったのだそう。
夫:「遅くまでリコーダー練習されていて大変ですね。ところでご主人眠れてます?」
お相手:「え......、私はその時間起きていますので」
夫:「私も起きていますよ~、家族は眠っていますけど」
お相手:「えっ......迷惑......ですか?」
夫:「はい、正解ですね」
お相手:「......(憮然としつつ)スミマセン」
夫:「8時までにしません? 選挙みたいに」
お相手:「......分かりました」
夫:「では、それで」(にっこり&握手)
夫曰く、「一旦待った。そしたら相手が目の前に現れた。だから話してみた。握手で終わったからきっと問題ない」のだそう。
確かにその結果、リコーダーはピタッと止まりましたし、その後ご近所トラブルに発展することもありませんでした。
めでたし? なのカナ?
こんな時、あれこれ迷うよりも、「直球勝負で良かったの?」と自問自答の私なのでした。
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