<この体験記を書いた人>
ペンネーム:茉莉花
性別:女
年齢:51
プロフィール:アラフィフのシングルマザーです。3人の子どもがいます。
アラフィフ、子供が3人いるシングルマザーです。
精神的にボロボロになった泥沼の結婚生活にピリオドを打ってから数年、昔、爆発的に流行った「M」というSNSに再登録してみました。
一番下の子供にも手がかからなくなり、ふっと空いた時間に、ずっとこの先も独りでいるのも、何だか寂しいなあと思ったのがきっかけです。
まあ、お茶のみ友だちができたらいいかなあくらいの軽い気持ちでパソコンで「M」を探し、ページを開きました。
おお、何だか懐かしさを感じるページに自身の情報を入力。
バカ正直な私は、プロフィール欄に子どもがいることやら、離婚の経緯やら、自分の性格やらを割と詳細に書き込みました。
何度も書いては消し...で、登録ボタンを押すまで丸1日以上はかかったと思います。
元夫とはDVが問題で離婚したので、もしも出会いに繋がるなら、今度は私のことをちゃんと分かって大切にしてくれる人と出会いたいと強く思っていたからです。
プロフィールをアップした後、自分の好みに当てはまりそうな人のページをちょっと覗いてみました。
私が見ると、その人のページに私が見たという記録が残るシステムです。
登録してすぐ、何人かからメッセージが来ましたが、数回のやり取りで終わることばかり。
まあアラフィフ子持ちシンママが出会いを求めようとするのがおかしいのかなと半ば諦めようとしていた時に、ある男性から「訪問、ありがとう」とメッセージが届きました。
彼のプロフィール欄には東京スカイツリーの写真があり、それが横向きになっていたのが印象的でした。
そのことを聞いたら「写真を縦向きにする方法が分からなかった」と。
正直でSNS慣れもしてなさそうで、純朴な感じがする彼に好感を持った私。
その日からやり取りが始まりました。
最初は「Ⅿ」のメッセージ機能を使ってましたが、後にLINEへ変更。
そして、やり取りが始まって1週間くらいして、直接話したいという彼が電話をかけてくれました。
最初、彼は私の住まいが遠方であることを気にかけてくれていました。
「毎日会えないけど、大丈夫?」
それは私がプロフィールに「寂しがりなので、なるべく家が近い人が理想」みたいなことを書いていたからです。
確かに私の過去の恋愛は、ほぼ付き合うことイコール一緒に住むみたいになっていました。
しかし、学齢期の子どもが3人いる今の状況では、確かに難しいのに加え、彼の住むところは500キロも離れています。
一瞬迷いましたが、初めての遠距離恋愛を楽しもうと気持ちを切り替え「大丈夫!」と返事をしました。
それからほぼ毎日、通話かLINEでのやりとりが始まりました。
7つ下の彼との会話は本当に面白くて年齢を感じさせません。
仕事のこと、昨今の情勢から子供達のこと、そして下ネタまで、何でも話せるのは私にとって新鮮でした。
お互いの事情も正直に話すことができ、安心感を感じました。
仕事が忙しくても必ず毎日連絡してくれるのがまた嬉しい。
どちらかが寝落ちして、朝まで電話が繋がったままということもしょっちゅうで、彼の「おはよう」という声で目覚めることもありました。
彼がスマホをかけ放題にしてくれているようなので、料金に関しては問題ありません。
恥ずかしながら、私の気分はもう乙女。
若い頃、恋に恋していたあの頃の気持ちに戻ったかのように、毎日彼の声を聞きながら、キュンキュンしています。
私の生涯最後の恋愛になりそうな予感がしています。
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