<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:52歳の兼業主婦です。結婚して20数年。義両親との関係にもなれたつもりでいました。
私は52歳の兼業主婦です。
一つ年上の旦那と20数年前に結婚してから、義両親と一緒に義実家で暮らしています。
義父(79歳)は世間体は割と気にする方ではありますが、結婚当初から嫁の立場である私が仕事を続けるのを快く受け入れてくれました。
義母(77歳)も優しい方だったので、別段嫁姑問題なども起こっていません。
もちろん、細々した諍いなどは時おりありましたが、世間一般からすれば義両親と仲良く生活している方だと思います。
そしてそんな風に長年一緒に暮らしてきたので、義両親のことはそれなりに理解しているつもりでした。
義両親ももうすぐ80代になるので、「家のバリアフリーのリフォームや、介護のことを考えたりしないといけないな」と旦那と話をしていました。
しかし、その矢先、義父が家族の誰にも相談せず、勝手に新車を購入していたことが発覚しました。
それはある日曜日、たまたま義両親が不在の時に、私が出たディーラーからの電話で知ることとなりました。
購入した車の納車のお知らせだったのですが、最初は何かの間違いではないのかと義父の名前などを確認したりしていました。
しかしディーラーの担当の方が「間違いなく義父様に店舗にご来店頂き、すでに契約も完了しております」と力強く言うので、私は受話器を取り落としそうになりました。
義父は来年80歳です。
今は義母の病院の送り迎えなどで車を運転している義父ですが、最近は壁にこすったりすることが増えてきました。
そのため旦那と「そろそろ免許証を返納してもらおうか」とリフォームのことなどと一緒に話していたところだったのです。
もちろん旦那にも急いでこのことを伝え、義両親の帰宅を待ってどういうつもりなのか聞いてみることにしました。
すると義父は「だから軽自動車を買ったのだ」と笑いながら言いました。
義父の言い分はこうです。
「普通自動車では持て余すようになってしまったのは自覚があるから、軽自動車に買い替えることにした。小回りもきくようになるし、バックモニターも付いているので今よりもずっと安全だ」
私のためかと淡い期待もありましたが、購入した軽自動車に自分で乗る気満々です。
しかも、カーナビやカメラ、対物センサーなどこれでもかというほどオプションをつけて購入契約しているようで、軽自動車なのにかなりの額にもなっていました。
義父の貯蓄で購入したようなのですが、事前の相談がなかったことや義父自身の年齢や今後の生活のことを考えると新車購入は頭の痛い話、どころか論外です。
どうしたものかとため息をついています。
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