<この体験記を書いた人>
ペンネーム:つよぽん
性別:女
年齢:40
プロフィール:2児のママです。40代に入り体の不調が出やすくなりました。いつまでも若くないと痛感している今日この頃です。
いつの間にか40歳。
人生80年とすれば折り返し地点までやってきました。
気持ちだけは20代のままですが、見た目や体力の低下は避けて通れません。
今まで以上に健康管理に努めていかなければ...そう思っていた矢先の出来事でした。
生理予定日の約1週間前のこと、何だか悪寒がします。
さらにズキッズキッと頭痛まで。
掃除したり、料理したりすることができないほど体調が悪くなりました。
幸いなことに私はこれまで生理前の不快症状で悩んだことがあまりありません。
だからこそ、どうしていきなり症状が出始めたのか不安になりました。
もしかしたら生理前の不快症状ではなく、別の病気によるものだったらどうしよう...。
悩みながらも2~3日で症状は治まったので「気のせいかな」と安心していました。
しかし翌月も同様に生理前になると、日常生活に支障をきたすほど体調不良に陥ったのです。
具体的に言うと、立っていられないほどの倦怠感に襲われてしまうのです。
前月同様に2~3日すれば落ち着きます。
やはり生理による不快症状なのだろうか? もう一月様子を見て同様の症状が現れたら、婦人科へ行こうと決めました。
不快症状が出始めて3カ月目。
今回は悪寒や頭痛に加え、発汗もありました。
症状が現れたので、思い切って婦人科を受診することにしました。
約10年ぶりの婦人科でした。
待合室にはおなかがふっくらした妊婦さんもいて「懐かしいな...」と微笑ましい気持ちに。
そんなさなか「〇〇さーん!」私の名前が呼ばれると、一気に緊張が走ります。
診察室へ向かい、恐る恐る椅子に座りました。
症状を医師に伝えると、思いもよらぬ言葉が返ってくるのでした。
「お子さんは何人いらっしゃるの?」
「2人です」
「まあ...そういう年代に入ったということでしょうね」
私の答えに、医師が気を遣いながら一言。
その瞬間、大きな岩が頭に落ちてきたかのような、ショックを受けました。
いつまでも同じ体ではいられない。
分かっていたようで分かっていなかったのです。
現実を突きつけられ、とてもショックでした。
医師の話によると本格的な更年期は40代後半から出始める人が多いようです。
30代後半~40代半ばの時期は更年期はじまりのサイン、いわば「プレ更年期」と言われているとか。
症状の現れ方は個人差が大きいとも教えてもらいました。
何より、これからさまざまな体の変化に付き合っていかなければならないことを知りました。
今回は鎮痛剤を処方してもらい、しばらく様子を見ることになりました。
診察が終わり待合室に戻ると、さっき見かけた妊婦さんがいました。
おなかをさすっている姿を見て、ほっこり。
「いいなあ...10年前はこんなことで悩むようになるとは、思いもしなかったな」
月日の流れを感じつつ、これからの自分の年齢と向き合っていかなければならないことが身にしみた一日になりました。
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