＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：おかあ
性別：女
年齢：46
プロフィール：夫（41歳）と中2男子と小5女子の2人の子どもと暮らす、まだまだ子育て真っ最中の会社員です。
先日、中学生の息子の三者面談で中学校を訪れた際に、校舎やテニスコートを見て、今から約25年前の学生時代の数々のおバカなやらかし体験を思い出しました。
私が通っていた大学の学食は、最初に80円出して紙コップを買えば、その日、学食内のドリンクが飲み放題というシステムがありました。
もちろん、紙コップは使い捨てなので、後日また学食を利用する際には新しい紙コップを買わなければいけません。
しかし少しでも節約（？）したい学生達は、いけないことだと分かっていても一度買った紙コップをコッソリ持ち帰り、何度も再利用していました。
私もそのうちの1人で、ヨレヨレになった紙コップをいつまでも使ってタダでドリンクを飲んでいました。
ある日、いつもの通り、ヨレヨレの紙コップにアイスコーヒーを入れて学食の空いている座席を探している時に、左腕がひんやり。
慌てて見てみると、紙コップの底からアイスコーヒーがにじみ出ていたのです。
バイトで貯めたお金で買った、ちょっと高めのブラウスの袖にはアイスコーヒーのシミがくっきり...。
毎日の80円をケチったために、却ってものすごく高くついてしまいました。
きっとバチが当たったのでしょうね。
また、危うく警察沙汰になってしまいそうなこともありました。
大学の友人達と飲みに行った帰りに、大学の前を通りかかると、いつも立っているはずの守衛さんがいなかったため、その場のノリで深夜の学内探検をしよう！ と皆で学内にコッソリ侵入しました。
しばらく学内をうろついた後、外のテニスコートに行くと、たまたま片付け忘れのテニスボールが一つ落ちていました。
さすがにラケットは見当たらなかったので、掃除用具入れにあった箒やモップの柄を使って、皆でボールを打ち合って遊んでいました。
これがなかなか楽しくて、気が付けば学内にコッソリ侵入していることも忘れ、大声を出して騒いでしまっていたのです。
しばらくすると、懐中電灯を持った守衛さんが血相を変えて駆けつけて来ました。
そして、近所の人から「若者が棒を振り回して乱闘している」と通報があったことを教えてくれました。
この大学の学生だと説明すると、ひどく怒られることもなく解放してもらえました。
後日、皆揃って学生課に呼び出され、みっちりお説教されましたが、今ならば大学に連絡する前に、即110番通報されて不法侵入で捕まっていてもおかしくない話です。
当時はまだまだ世の中が大らかだったのかな、と思います。
思い返してみると、なんであんなことしてたんだろうというバカバカしい思い出ばかりですが、今になると学生時代の日々がすごく愛しいです。
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