<この体験記を書いた人>
ペンネーム:梅の実
性別:女
年齢:49
プロフィール:昔のことはよーく覚えているのに最近のことがあまり覚えられないアラフィフです。
音楽好きで繋がっている、若い友人の子Mちゃん(32歳)が結婚することになったと報告してくれました。
結婚式や披露宴は行わずに報告パーティをなじみのレストランでするので来てくださいとのお誘い。
今の若者らしいなぁと思うと同時に思い出したのは、24年前の同い年の友人の結婚披露宴でした。
当時はバブルが崩壊した後ではありましたが、まだまだその余韻が残っていた頃。
ドラマとかメディアの影響なのか、30歳になるまでに結婚しないと! という風潮がありまして、25歳前後は同級生の結婚ラッシュで毎月のようにお呼ばれしていました。
呼ばれるほうはご祝儀以外にも出費がかさみます。
なにせ、ほぼ同じメンツが集まるので同じ服を着ることもできず、かといってその服は日常着にはできませんので、なんだかんだとお金がかかりうんざり。
おめでたい話ではあるんですけどね。
しかし、そんな苦労よりも披露宴に出席することが、とっても疲れました。
というのも、みな芸能人か!? というくらいのハデハデパーティだったんです。
最初の頃は半分笑ってしまうくらいだったんですけど、だんだん気疲れしてしまって...。
特に同い年の友人の結婚披露宴はすごかった。
新郎新婦の入場は、その頃流行りのバラードもしくはイケイケな歌謡曲(今ではJ-POPといいますね)が流れ始め、天井から二人がゴンドラで現れるのです。
地上というか床ではスモークを焚いて、七色のレーザービームがぐるぐる光り、まぶしすぎました。
その上新婦のお色直しは平均5回! 白無垢、色打掛、大振袖、ウエディング、カラーのドレスが2回とかです。
お色直し中には謎の余興で大盛り上がり。
出席者はおそらく新郎新婦も知らないくらい遠縁もしくは他人? もいたようで、出席者は全部で300人はいました。
そして、ケーキ入刀の前になぜかホストクラブみたいなシャンパンタワー。
お決まりの新郎新婦からそれぞれの親御さんへのご挨拶も、BGM音量が大きすぎ!
引き出物は大きいものがよいと思われていたのは昔ながらの考え方かもしれませんが、羽毛布団。
さすがに持っては帰れないので宅急便で送るしかなく、とにかく疲れたのを覚えています。
今では考えられないド派手っぷりですよね。
そしてそして、このド派手披露宴を、新郎新婦それぞれの故郷で行うため、同じカップルの式に場所を変えて2回も出席していたのです。
一生一度の晴れ舞台! と思っていたことと、その時代を反映してのことだったとは思いますが、本当に派手でした。
...と、ここまでのことを、ほんの数分の間走馬灯のように思い出した私。
Mちゃんに話したらびっくり大笑いされました。
浮世離れとでもいうのでしょうかね、たしかに、そうですよね。
とりあえず、私がお呼ばれしたそのド派手結婚披露パーティを行った夫婦は、今のところ仲良くしているようです!
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