<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ビックママ
性別:女
年齢:42
プロフィール:ちょっと英語が得意な子育て中の専業主婦。
10年前、私が32歳の頃の話です。
その時点で長女(5歳)、次女(2歳)、三女(0歳)の3人の子育て中で、専業主婦をしていました。
少し英語が得意なこともあって、自分の子どもにも英語が得意分野になってほしいと思っていました。
ですが、習い事として教室に通わせるには3人分となると授業料も高く、専業主婦の私にはためらいがありました。
そこで思いついたのは、私が先生になって3人の自分の子どもに英語を教えること。
自分の子どもだけでは教室の雰囲気も出ないと思い、長女(5歳)の幼稚園のお友だちを誘って始めることになりました。
始めは、お友だちが3人だけでしたが「英語&無料」と言う噂を聞きつけて、もう3人習いたいというお友だちが参加を希望してくれました。
自分の子も入れて9人の子ども+お母さん方の参加。
さすがに自宅では場所が窮屈です。
そのためクラスを2つに分けることになりました。
うちの子はどちらのクラスにも所属することになりますが、Aクラスは第1、第3月曜日に開催、Bクラスは第2、第4月曜日に開催です。
お母さんたちは幼稚園児の子どもに英語を教えてもらえるということで、喜んでくれましたし、私も他の子が入ることによって、自分が英語の先生になった気分で楽しくやっていました。
しかし次第に問題が発生ます。
初めにしっかりルールを決めて、お母さんたちも一緒に教室を見守ってほしいということを伝えればよかったのですが、徐々に子どもを預けていなくなるようになりました。
また、雨の日は幼稚園児を連れて私の家まで歩いてくるのが面倒なので、「お休みする」と言い、参加もかなり自由になってきました。
それもそうですよね。
私が逆の立場だったらそうなっていたと、今では理解できます。
しかし私としては、授業を楽しくやるようにプランを立てたり、お部屋を綺麗に整えたりと、一生懸命英語教室に向けて準備していました。
それなのに蓋を開けてみたら、結局うちの子3人だけで、お友だちが1人も来なかった日もあり、落ち込むこともあったものです。
また、資料に使う教材をコピーしたいのですが、コピー代をお友だちからもらうこともためらわれたので、全て手書きや、手作りの資料でやりくりをすることに。
とにかく月曜日は毎週忙しくしていました。
すると年末に体調がおかしくなり、歯も痛くなり出したのです。
歯医者に行き、落ち着いて自分の身体を見つめ直したところ、がんばり過ぎ、ストレスを溜めすぎだと感じました。
振り返ってみると、普段の家事、育児、毎週月曜日のレッスン内容だけでも大変なのに、5月、8月、12月は、みんなまとめたお誕生日会を開催。
10月末のハロウィンと12月のクリスマスにもパーティーを開催していました。
よく考えたら1年のうち10回も自宅でパーティーを開いていたのです。
やっていた時は夢中だったので、こんな無茶なスケジュールにも気が付かずにこなしていましたが...。
年末に体調を崩したこともあり、年が明けて3月でそのボランティア英語教室を閉じることにしました。
無料で何かをやり続けるって、考えているよりもずっと難しいですよね。
また、お金が発生することで節度が保たれる効果があること、子どもの習い事に、ある程度の金額がかかるのは仕方のないことだと学びました。
最後は体調をくずしてしまったものの、一生懸命にやったあの時のことは、今ではいい思い出です。
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