日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで月刊誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「外を怖がる保護犬とどう接したら...」というお悩みに、心理アナリストの亜門虹彦さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年7月号に掲載の情報です。
【お悩み】
外を怖がる保護犬とどう接したら
保護犬を家族として迎え入れました。
家族には少しずつ心を開くようになりましたが、外の世界が怖いのか散歩になると震え、ずっと吠えています。
どのような形で保護されたのかは分からないので、対応が難しく悩んでいます。
あまり無理をしてもストレスになるだろうし...と接し方に悩みます。
福岡県 Aさん(33歳)
【おこたえ】
外にも楽しい世界が待っていることを笑顔で伝えて
Aさんは、「トラウマ」という言葉をご存じでしょうか。
トラウマは、性格形成やその後の人生に影響を与えるような、深く強い「心の傷」のことです。
人間だけでなく動物も、トラウマに苦しむケースは少なくありません。
ましてやAさんの愛犬は「保護犬」の出身で、つらい経験をしてきたことは、十分に想像できます。
飼い主であるAさんも、そのことを理解し、頑張っていらっしゃるようですね。
幸い少しずつ心を開いてくれているようなので、大丈夫です。
散歩に誘うときに「さあ楽しいことが待っているよ」という雰囲気で笑顔を見せたり、散歩のコースに車の激しい通りや他の犬の気配がないところを選んだり、思いやって工夫していきましょう。
そしてそんなAさんにご覧になっていただきたいのが、『僕のワンダフル・ライフ』という映画です。
主人公と愛犬の絆に心が温かくなり、自分の犬をもっともっと愛したくなりますよ。
●亜門虹彦さん(心理アナリスト)
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