みんなのケア

40代から衰え始める骨...医師・中村光伸先生に聞く「骨を若返らせる」食べ方3カ条

3.細胞の機能を高める亜鉛も忘れずに40代から衰え始める骨...医師・中村光伸先生に聞く「骨を若返らせる」食べ方3カ条 2210_P074_03.jpg

亜鉛も不足しがちな栄養素の一つ。中村先生によると「亜鉛は細胞間の連絡機能を促す働きがあります」。つまり、不足すると、骨細胞が骨芽細胞に出す「骨を作れ」という指令や、骨芽細胞と破骨細胞のやりとりなどが滞る可能性があります。かき、赤身の牛肉、ごま、レバーなどに多く含まれています。

骨のことが気になったら整形外科で検査を40代から衰え始める骨...医師・中村光伸先生に聞く「骨を若返らせる」食べ方3カ条 2210_P074_04.jpg

骨の状態を知る検査にはX線の他、婦人科に多い超音波を使ったものがありますが、中村先生は、精度が高い「全身DXA(デキサ)法」をすすめています。

これは2種類のX線を腰や足の付け根、腕に当て、骨密度を測定する方法で、多くの整形外科で受けることができます。

また、自治体が骨密度の検診を実施している場合もあります。

「骨の老化は自覚症状がないもの。折れて初めて気付く前に、45歳を過ぎたら一度検査を受けましょう」

取材・文/岡田知子(BLOOM) イラスト/秋葉あきこ

光伸メディカルクリニック院長
中村光伸(なかむら・こうしん)先生

整形外科医の知見から骨のしくみ、体の動かし方を生かした骨トレーニングを提唱。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)など。

この記事は『毎日が発見』2022年10月号に掲載の情報です。
PAGE TOP