厳しい暑さが続きますが、なかなか疲れが取れず元気が出ない、という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は今回は、工藤内科 院長の工藤孝文先生に「『疲れやすい』を解消するための夜の習慣」について教えてもらいました。
※この記事は月間誌『毎日が発見』2023年3月号に掲載の情報の再配信です。
夜にやること10
しっかり寝ているはずなのに、朝起きたときに疲れが取れていない...そんな方は必見。
快適な眠りを手に入れるための10の生活習慣を取り入れ、「疲れやすい」を解消しましょう。
1.靴下は脱いで寝る
「寝ているときの冷えを気にして靴下をはいて寝る方がいますが、足の先から熱の放出がうまくできなくなるため逆効果です。おすすめは足首を温めることができるレッグウォーマー。血液が温まり、足全体の冷えが解消されます」
2.夕食にキムチをプラス
「キムチにはGABA(ギャバ)という成分を生成してくれる乳酸菌が豊富に含まれています。このGABAは脳の興奮を鎮め、リラックス状態に導く効果があるとされています。夕食にキムチをプラスすることで、スムーズな入眠が期待できるんです」
3.夕飯は眠る3時間前
「『疲れやすい』を解消するためには、質の良い睡眠をとることが大切。眠る3時間前までに食事を済ませ、食べたものがきちんと消化されるまで起きているようにしましょう。胃が落ち着いてから眠れば、睡眠の質がアップします」
4.シナモンパウダーで即席漢方
「漢方薬の生薬の一つとして使われているシナモン(桂皮)は、血流の改善に役立ち、幅広い効果効能が期待できます。炒め物の仕上げに振りかけたり、紅茶やコーヒーに入れて飲んでもOK 。キッチンに常備しておくといいでしょう」
【シナモンの効能は...】
・血流改善
・脂肪燃焼
・毛細血管の若返り
・リラックス
・不眠の緩和...他
5.お風呂は眠る1時間前に、ぬるめで10分間
「眠る1時間前までにお風呂に入って深部体温を上げておくと、スムーズに入眠できるようになります。40度前後のお湯に10分ほど浸かるのがベスト。熱いお湯では交感神経が活発
になり、眠れなくなる可能性があるので注意しましょう」