人間の骨は40代から衰えが始まります。そんな骨の若々しさを保つポイントは「骨代謝」。今回は、光伸メディカルクリニック院長の中村光伸(なかむら・こうしん)先生に、「骨代謝の効果を高める食べ方」についてお聞きしました。
※この記事は月刊誌『毎日が発見』2022年10月号に掲載の情報の再配信です。
骨代謝の効果を高める食べ方3カ条
1.3食に必ずたんぱく質を
骨の強度を保つコラーゲンはたんぱく質の一種。不足すると骨がもろくなりますが、「骨粗鬆症の女性はほぼ100%、たんぱく質不足」と、中村先生。1日の必要量は体重1kgあたり約1.0g 。体重50kgなら約50gは必要ですが、1日のうち1食でも食べないと、十分な量を摂るのは難しくなります。1日3食を規則正しく食べ、毎食必ず卵や肉、魚、乳製品、大豆製品などを摂ることを心がけましょう。
2.カルシウムをビタミンK、Dと併せて摂る
骨の主成分であるカルシウムを摂取するには、1日コップ1杯の牛乳を摂ると良いですが、実はカルシウムだけ摂っていても骨は強くなりません。腸でカルシウムの吸収を促すビタミンD(さけ、しらす干し等)、カルシウムを骨に沈着させるビタミンK(納豆、ほうれん草等)も併せて摂ることが大切です。