日々の忙しさやお金の使い道に追われ、「自分の時間の過ごし方や、お金の使い方で本当に幸せになれているだろうか」とふと立ち止まることはありませんか。実業家であり長年多くの相談を受けてきた井内由佳さんは、著書『「お金」の神さまと「時間」の神さま その使い方を知っている人だけが、120%のしあわせを手に入れる!』(KADOKAWA)で、人生の満足感を高めるための「時間とお金との向き合い方」を伝えています。今回はこの本の中から、限られた時間や資産に振り回されず、心豊かな毎日を過ごすための考え方や具体的な使い方についてご紹介します。

※本記事は井内由佳 (著) による書籍『「お金」の神さまと「時間」の神さま その使い方を知っている人だけが、120%のしあわせを手に入れる!』から一部抜粋・編集しました。

お金を使う動機が「愛」か「恐怖」か? 神さまはいつもチェックしています

友人の結婚式に出席する際に、ご祝儀をいくら包むかで悩む人は多いのではないでしょうか。

たとえば、友人の結婚式でAさんとBさんが共に3万円のご祝儀を包んだとします。表面上は何も差がない、同じ3万円です。

しかしここで大事なのは、金額よりも「どういう思いでご祝儀を包んだか」なのです。

Aさんは「友人の新たな門出をお祝いしたいから、3万円ぐらいは出したい」という思いで包み、Bさんは「本当は1万円で勘弁してほしいけど、ケチだと思われたくないから相場の3万円にするか」という思いで包んだとしたら、意味合いはまったく変わってきます。

神さまは人の行動そのものよりも、動機に目を向けます。

動機が「愛」か「恐怖」かを常にチェックしているからです。
この場合、Aさんは友人に対する「愛」で行動し、Bさんは相手にどう思われるかという「恐怖」で行動しています。

このように、人の行動の動機を突き詰めていくと、「愛」か「恐怖」のどちらかになります。
「ありがとう」や「おめでとう」という思いや、相手を応援したい気持ちであれば、「愛」が動機になっています。一方、

● こうしないとケチだと思われるかもしれない
● 不義理だと思われるかもしれない
● 人から気前のいい人だと見られたい
● あの人より羽振りがいいと思われたい

というような人の目を気にしたり、保身の気持ちであったりすれば、その大元は「恐怖」とつながっていることが多いのです。

愛をもってお金を使う人のところには、自然とお金が集まってきます。

恐怖によってお金を使う人は、お金だけでなく、自分のメンツや立場など、何かを失いたくないという思いが行動の源になっているため、お金が寄りつかなくなります。

人と人との間でやりとりされるお金や贈り物というのは、単に金品だけが行き来するわけではありません。そこには必ず、贈る人の「思い」が乗ります。

受け取る人のよろこぶ顔を想像しながら贈る、愛のこもったお金は必ずよろこびを伴う形で返ってきます。

ですから、お金を使う時にはぜひ自分のこころの中を覗いて、「恐怖で出していないか」「愛で出せているか」を確認してみましょう。

この時、恐怖が100%、もしくは愛が100%ということはまずないと思いますが、恐怖と愛がせめぎ合うグラデーションの中で、愛の部分をぐんと大きく広げるイメージを持つことがポイントです。

「愛」を原動力に行動すれば、真心の乗った気持ちのいいやりとりができ、あなた自身もよろこび、うれしい出来事に恵まれるのです。

【今日のアクション】いつもお世話になっている人へ 愛のこもったお金を使ってみましょう。