「亡くなった妻の祖母のお墓探しを始めた妻と義母。はじめはすぐ決まると思っていたのですが、立地や墓石にこだわるあまり、なかなか決まらないようなのです。そこで、『一緒に探して欲しい』と言われ、毎週末、お墓探しに駆り出されることになり...」

一人っ子だった義母の家系にはお墓がない

私は50代前半の中間管理職の会社員です。

今年の2月にようやく単身赴任生活を終えて自宅に戻ることができたのですが、ちょうど同時期、闘病中だった妻の祖母が亡くなってしまいました。

おばあちゃん子だった妻も大変ショックを受けて悲しんでいたのですが、それ以上に義母の落ち込みぶりは激しく、見ていていたたまれないほどでした。

一人っ子だった義母は数年前に夫を亡くしていたこともあり、「もう自分には話し相手がいなくなってしまった」と言って、何日間も家にこもって塞ぎ込んでいました。

1カ月ほどすると、義母も少しずつ元の生活に戻り始めたのですが、今度は毎日朝早くから我が家にやって来て妻と出かけていくようになりました。

今まで義母は妻と一緒に出かけることがあまりなかったため不思議に思いました。

「毎日お義母さんとどこに出かけているの?」

妻に聞いたところ、義母の家系にはお墓がないため、義母と墓を探しに行っているというのです。

「このままでは母が可哀想だと思ってお墓を探し始めたけれど、どこが良いかわからない。一緒に探して欲しい」

そう頼まれて断れず、妻は連日義母の墓探しに付き合うことになってしまったとのことでした。

「2、3カ所一緒に見に行って、一番いいと思ったところにすぐに決めるから」

最初のうちはそんなことを言っていたそうなのですが、見ているうちに立地や日当たり、さらには墓石のグレードまでこだわり始めたようで、一向に決まる気配がないというのです。

そして、義母は私にも意見を求めてくるようになり、週末には現地まで同行するようになってしまいました。


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