「5年前に最愛の父を亡くし、しばらくふさぎ込んでいた母。娘である私も心配しましたが、友人やご近所の方に誘われ旅行やダンスを楽しむうちに、昔の元気だったころの母に戻ったと安心していました。そんなある日、母から『会って欲しい人がいる』と連絡があって...」

近所でも「おしどり夫婦」として有名だった両親

私は今年51歳になります。私には76歳になる実母がいます。

実父は5年前に病気で他界し、母は実家で1人で暮らしていました。

父が他界した当初、母は少しふさぎ込んでいて大丈夫か心配していました。

亡くなった父が大好きだった私もショックでしたが、母の方がもっとショックを受けているようでした。
私の父と母は、両親の時代ではめずらしく恋愛結婚だったようです。

しかも学生のころからの幼馴染だったそうで、子どもながら自分の両親は仲がいいとずっと思っていました。

私の知る限りでは、互いに他の誰かに浮気したことも一切なく、たまに喧嘩はするけど、すぐに仲直りする、というイメージ。

近所の方や親戚の方からも「おしどり夫婦」と呼ばれるほどでした。

そうしてふさぎ込んでいた母だったのですが、まわりの友人や近所の方に声をかけてもらい、ダンス教室や俳句の会などへ積極的に通ううちに、次第に昔の明るい母に...。

最近ではダンス教室で知り合った一回りも下の方たちと一緒に海外旅行に行っていたので、「すっかり元気になったなぁ」と安心していました。

ですが、そんな母がある日「お付き合いしている人がいるので会ってほしい」と私に電話してきたのです。

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