義父に暴力をふるわれても、家族に人生を捧げた義母。病床で涙を流しながら...私にだけ託した「遺言」<前編>
「2年前に亡くなった義母が私にだけ遺した言葉とは...? 今の私はその言葉に支えられています。もともと義母と私は仲が良くはありませんでした。結婚する前から『妻は家族のために尽くすものよ』と言い続け、義父に暴力をふるわれても家族のために尽くしてきました。そんな義母とは、子どもが生まれても良い関係は築けなかったのです。でも...」
義父が義母に...。私が目撃した光景とは
2年前、70歳で他界した義母が、亡くなる1カ月前に私だけに伝えた言葉。
それは、今の私の根幹にある大事な言葉だと思っています。
義母は中学卒業後すぐに働きはじめ、結婚してからは義父の父(20年前に死去)、義父の母(45年前に死去)と自営業を営んでいました。
亡くなる数カ月前まで働き続け、大変な人生だったと思います。
20年前に義母と初めて会ったときに言われた言葉は、今でも忘れません。
「結婚したら夫と義父母のために尽くすものだ。私もそうしてきた。自分のやりたいことは後回しにしろ」
「あなた一人娘なの。そうしたら、私たちの老後とあなたの親の老後の面倒を見ることになるから大変よ」
非常に不快だったのを覚えています。
その初対面から1年後、私は夫と結婚しましたが、義母との関係はあまり良いものではありませんでした。
子どもが生まれてからも、その関係は改善されませんでした。
「あなたの人生はあなたのためにあるのではない。夫と義父母と息子のために捧げろ。私はそうやってとても満足している」
そんなことを言う義母を、なんてひどい人だろうと強く思いました。
しかしある日、私はこの「満足している」という義母の言葉に、疑問を持ったのです。
きっかけは、義父が義母に対し暴力をふるっているのを目撃したことでした。
この暴力は義母が亡くなる直前まで続いていたようです。
また、義父は義母が旅行や外食をすることを、一度も許しませんでした。
だから、義母の「満足している」という言葉は、半ば意地だったのではないかと今は思っています。
そして一昨年、義母は倒れました。
※健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
※記事に使用している画像はイメージです。


