「高校を卒業するまで待ってほしいという私の願いを聞き入れず、私が17歳のときに再婚した母。それよりも忘れられないのは、母の『私はあなたの母である前に女なのよ』という言葉とある写真です。そこには、私には見せたことがないような表情の母が写っていて...」

「その写真を撮った日って...」中学生の私は何も言えなかった

母が再婚したとき、私は17歳になったばかりの高校2年生、母は40歳、父は38歳でした。

母はとにかく昔から非常にモテる人でした。

なにしろ、母は40代までナンパやスカウトをよくされていたほどの「美人」だったのです。

私はあまり母と似ていないので、若い頃に母と2人で歩いていても、親子ではなく「年の離れた友人」のように見られ、何とも言えず寂しい思いをした覚えがあります。

そんな母と、つい最近、電話で「昔の話」になりました。

30年前の「バブルの真っ最中」は、母は旅行やブランドもののプレゼントなど、色々な男性から、色々なことをしてもらったと、楽しそうに話をしていました。

でも、そのとき、私が思い出したのは、当時中学生だった私が1人ぼっちで寂しくしている中でたまたま見つけた「母と知らない男性とのツーショット写真」のことでした。

写真の日付は、母から「社員旅行に行ってくるから、1人でよろしくね」と言われた日でした。

社員旅行にしてはお洒落をして出かけた母。

そして、写真の男性との距離がとても近く、私に見せたことのないような「最高級の笑顔」をしています。

私は母に嘘をつかれたことにショックを受けましたが、さらに愕然としたのは、その写真について私が母に聞いたときに言われた言葉です。

「私はあなたの母である前に女なの。不倫でもないのに男を作るのは不満? 何か悪いことをした?」

中学生だった私は、何も言えませんでした。

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