会社員として働きながらイラストや漫画を執筆、そして子育てに奮闘するシングルマザーの「まる」さん。忙しくも充実した日々の中、まるさんは息子のリュウ君が通う保育園で、リュウ君が発達障がいかもしれないと指摘を受けてしまう。親一人子一人、ただでさえ大変なのにどうしたらいいのだろう...そうまるさんが思い悩む中で、息子は他の子に比べればゆっくりと、しかし確実に成長していく。そんな息子に寄り添ううちに、これは息子の個性かもしれないと思えるようになっていき...。
ときにつまずきながらも、一歩ずつ進んでいくまるさんと息子のリュウ君の日々を描いたコミックエッセイ『シンママのはじめて育児は自閉症の子でした』。その一部を紹介しつつ、それぞれのシーンを描いていたときの心情をまるさんに聞きました。
本エピソードでは、親子の何気ない休日を追いながら、リュウ君の確かな成長が描かれます。
当時のまるさんは本業のデザインの仕事に加え、空いた時間はパートと大忙し。休日も、リュウ君の「遊んで」攻撃からは逃れられない。疲れているけど、家の中にいても仕方がない...まるさんは重い腰を上げて、電車を見せてあげようとリュウ君と出かける。