ねぎは昔から、優れた薬効成分が知られています。血液サラサラ、免疫力のアップ、腸内環境改善&風邪予防など優れた健康効果が期待でき、まさに冬の体を守る最強食材なのです。今回は焼くことで、甘みがアップする「焼きねぎ」を活用したレシピを料理研究家の村上祥子さんに教えていただきました。
甘みがアップ!安くておいしい時期だからこそ活用したい「焼きねぎ」
100gあたり34kcal/塩分0g
材料(作りやすい分量)
長ねぎの白い部分...200g
作り方
長ねぎは4㎝長さに切る。フライパンを温め、長ねぎを入れて中火で4分ほど焼く。焼き目が付いたら裏返し、同様に焼く。ふた付き容器に入れ、冷めたら冷蔵する。冷凍してもよい。
●冷蔵で5日、冷凍で1カ月保存可能
【MEMO】
そのまますぐに使えるので便利です。
・汁物やスープに
・鍋や丼の具材に
・調理の具材に
・そのままマヨネーズで
ねぎがとろけて甘みがさらにアップ。
「焼きねぎグラタン」
1人分345kcal/塩分0.7g
作り方
1.耐熱ボウルにバターと強力粉を入れ、ラップはかけずに電子レンジ600Wで1分加熱し、取り出して混ぜる。
2.鍋に牛乳を入れ、焼きねぎと大豆を加えて温める。温まった牛乳を大さじ4ほど1 に加え、滑らかになるまで混ぜたら鍋に戻す。塩、こしょうで味を調える。
3.グラタン皿に2 を入れ、チーズと長ねぎの青い部分を散らし、オーブントースターで8~10分、表面に焼き色が付くまで加熱する。
四川料理の熱豆腐をアレンジして。
「あつ辛ねぎ豆腐」
1人分180kcal/塩分0.6g
材料(2人分)
もめん豆腐...1丁(200g)
焼きねぎ...100g
A
・食べるラー油(市販品) ...大さじ1
・トマトケチャップ...大さじ2
・ごま油...小さじ1
長ねぎの青い部分...少々
作り方
1.豆腐は2等分し、それぞれを4つに切って、器2個に入れる。
2.焼きねぎを1 に加え、Aをかける。
3.ラップをして電子レンジ600Wで4分加熱する。
4.長ねぎの青い部分を刻んでのせ、よく混ぜていただく。
焼きねぎがあれば、電子レンジでチンだけ。
「焼きねぎの甘酢あんかけ」
1人分81kcal/塩分1.1g
材料(2人分)
焼きねぎ...150g
豚薄切り肉...50g
A
・鶏がらスープの素(顆粒) ...小さじ1
・砂糖...小さじ2
・片栗粉...小さじ1
酢...大さじ1
水...大さじ3
作り方
1.豚肉は3~4㎝長さに切る。
2.ポリ袋にAを入れ、1 を加え、口を閉じて振って全体にまぶす。
3.耐熱容器に焼きねぎを入れて2をのせ、酢と水を混ぜてかける。
4.ラップをして電子レンジ600Wで4分加熱する。
取材・文/石井美佐 撮影/中野正景