「文章間違いさがし」で脳を鍛えて、もの忘れナシ!/脳トレ

「以前会った人の名前が思い出せない」「ものをどこに置いたか思い出せない」そんなあなたは要注意! アルツハイマー型認知症の初期に最もよくみられる症状です。「もの忘れ」対策には、脳の海馬を活性化させることが有効。海馬を鍛えるパズルに挑戦して、「すぐに思い出せる脳」を手に入れましょう!

※この記事は『川畑式50歳からの物忘れしないパズル』(川畑智・星野孝博/KADOKAWA)からの抜粋です。

「文章間違いさがし」で脳を鍛えて、もの忘れナシ!/脳トレ pixta_41311118_S.jpg前の記事「熟語を並べ替えて別の熟語に!脳の海馬を鍛えるパズル/脳トレ(11)」はこちら。

 

次の文章を覚えながら1回だけ読みましょう。読み終えたら、スクロールしてください。


「ここではきものをぬいでください」
この文章を目にしたとき、あなたなら何を脱ぎますか?
きもの(着物)を脱ぐのか、はきもの(履き物)を脱ぐのか......。
究極の選択ではありませんが、どちらなのか迷ってしまいます。ところが、漢字仮名まじり文で書くと、一発でわかるのです。
「ここでは着物を脱いでください」
「ここで履き物を脱いでください」
もちろん句読点を打てば漢字にしなくてもわかりますが、漢字にしたら一目瞭然です。誰も迷うことなどありません。
では、ここで問題です。次の文はどういう意味にとれるのでしょうか。
「あすひるるすばんにきて」
これも二通りの意味にとれますが、こういう文章に同音異義語、同調異義語が多い日本語の特徴がよく表れています。
「明日、昼、留守、晩に来て」
「明日、昼、留守番に来て」
ひらがなだけで書くと、昼と晩、どっちに行けばいいのか、判断がつかないのです。でも、漢字仮名まじり文で書けばすぐにわかります。これが日本語の素晴らしいところです。

















次もう一度、下の文章を読んでみましょう。前の文章と3ヶ所だけ変わったところがあります。そこはどこでしょうか?


「ここではきものをぬいでください」
この文章を目にしたとき、あなたなら何を脱ぎますか?
きもの(着物)を脱ぐのか、はきもの(履き物)を脱ぐのか......。
究極の選択ではありませんが、どちらなのか迷ってしまいます。ところが、漢字仮名まじり文で書くと、一瞬でわかるのです。
「ここでは着物を脱いでください」
「ここで履き物を脱いでください」
たしかに句読点を打てば漢字にしなくてもわかりますが、漢字にしたら一目瞭然です。誰も迷うことなどありません。
では、ここで問題です。次の文はどういう意味にとれるのでしょうか。
「あすひるるすばんにきて」
これも二通りの意味にとれますが、こういう文章に同音異義語、同調異義語が多い日本語の特徴がよく表れています。
「明日、昼、留守、晩に来て」
「明日、昼、留守番に来て」
ひらがなだけで書くと、昼と晩、どっちに行けばいいのか、判断がつかないのです。でも、漢字仮名まじり文で書けばすぐにわかります。これが日本語の面白いところです。

















答え
一発で→一瞬で
もちろん→たしかに
素晴らしい→面白い

 

次の記事「田中さんちはどこ?「地図記憶」で普段使わない脳の部分をトレーニング!/脳トレ(13)」はこちら。

 

 

川畑智(かわばた・さとし)

1979年、宮崎県出身。理学療法士。理学療法士。熊本県認知症予防プログラムを開発し、病院・施設における認知症予防や認知症ケアの実践指導に取り組む。また、国内外における地域福祉政策に携わりながら、年間200回を超える講演活動や介護予防の普及啓発および研究活動を行う。(株)Re学(りがく)代表取締役 。

 

星野孝博(ほしの・たかひろ)

1970年、愛知県出身。東京理科大数学科卒業。日本パズル協会代表理事。日本で唯一、教育的メカニカルパズルを専門に扱う(株)クロノス代表取締役。パズル制作のほか、パズルショップやクロノスパズル教室の運営を行う傍ら、Eテレアニメ『ファイ・ブレイン~紙のパズル~』の監修などにも携わるなど幅広く活躍。

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川畑式50歳からの物忘れしないパズル

星野孝博[著]・川畑智[監修]/KADOKAWA)

夢中になって楽しく取り組むうちに、海馬、前頭葉、側頭葉、後頭葉など、脳の各部を活性化。あなたの脳の弱点を見つけて鍛える全241問のパズルで、脳を活性化して認知症の予防にも!

この記事は書籍『川畑式50歳からの物忘れしないパズル』からの抜粋です
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