街で見かける、若作りをした人の姿。その姿を"お洒落"ととるか、"痛い"と捉えるかは人それぞれですよね。最近ではネット上で"服装が若すぎる知人"というトピックが話題となり、賛否両論の意見が寄せられていました。一体世間の目に若作りファッションは、どのように映っているのでしょうか。
若作りした知人女性と一緒にいたくない!?
事の発端は、投稿者の知人である60代後半の女性。彼女は「お洒落」と「ピンク」に目がないようで、私服も仕事服も決まってピンク系。髪をポニーテールにまとめ、派手なチュニックとレギンスを着用。アウターには、ピンク色のトレンチコートをチョイスしていたそうです。
正直相談者は「一緒にいて恥ずかしい」と知人を疎ましく思っていますが、年齢も年齢のため本人に何も言えずじまい。「皆さんはこのような知人がいたらどうしますか?」という相談者の投げかけに対して、ネット上では様々な意見が続出しています。
まず相談者に賛同する人からは、「私も確実にドン引きする」「地味な服装にしてほしいという訳じゃなくて、恰好が若すぎるんですよね」「好きな服装でも度を過ぎると悪目立ちしてしまう」といった声が。
しかしその多くが「本人に指摘したところで無駄」と考えており、「そのまま何も言わずに放っておく」「本当に嫌ならもう会わない」などのコメントが寄せられています。
いっぽう"知人擁護派"の人からは、「露出が高くて下品とかならまだしも、年齢を理由にアレコレ言うのは理解できない」「お洒落を楽しんで何が悪いの?」「どんな服装をしようが、結局個人の自由」という意見も。中には「むしろ自分を貫いていてカッコいい!」と知人を称賛する声もチラホラ見受けられました。
シニア女性が重要視する"お洒落ポイント"って何?
年齢に関係なく自分を貫き通す人もいれば、年齢と共に"お洒落志向"を変える人も。一体、世のシニア女性は、お洒落に対してどのような意識を持っているのでしょうか。
株式会社ゆこゆこでは、シニア女性を対象とした「お洒落」に関する意識調査を実施。まず"お洒落への関心"について尋ねてみたところ、全体の8割以上がお洒落に関心を持っているようです。
そこで"お洒落において気をつけていること"を聞いてみると、第1位には「似合っていること」がランクイン。次いで2位以降には、「自分らしいこと」「若々しく見えること」「センスよく見えること」といった回答が並びました。
さらにアンケートにはシニア特有のお悩みも寄せられており、「好みの服を見つけても年齢を考えて諦めることが増えた」「体型をカバーできる服を探すと、好みのデザインが見つからない」「結局無難なデザインや色に落ち着いてしまう」「自分の好きな服を試着すると、ほとんどが似合わない」といったコメントが。
お洒落志向の裏には、様々な葛藤がある模様。もし知人が若作りコーデをしていたら、あなたはどのように感じますか?
文/藤江由美