自分の両親にはなるべく健康でいて欲しいですよね。しかし子どもがそう思っていても、親自身がそんな子どもの気持ちを分かっていないことも。ネット上では「病院に行きたがらない父親」に関する相談が話題になっていました。
病院へ行かない父親への対処はどうすべき?
相談者は父親が57歳になるという女性。彼女の父親はここ2、3年の間、お腹が張る・背中が痛い・吐き気... といった症状に悩まされているそう。しかし家族が「病院に行こう」といくら言っても頑なに病院に行かず、どうしたらいいか悩んでいると明かしています。
女性の父親は10年ほど前に十二指腸潰瘍にかかっており、その時も倒れて運ばれるまで病院へ行くことはなかったとコメント。どうにか父親を病院に連れて行く方法はないか、アドバイスを求めていました。
これにはネット上から「うちもそうでした... 無理矢理力づくで連れて行くしか方法はないかもしれません」「お母さまが病院にかかる際に一緒に行ってはどうでしょうか」「"医者にかかる"っていうのが嫌なのかもしれないから、健康診断に行くのもあり」「まずは病院に行きたくない理由を聞いてみては?」といったアドバイスが続出。また「本人が覚悟もできててどうしても行きたくないなら仕方ない。死ぬより嫌なことが病院にあるのかもしれないし」「受診しないならそれは本人の意思だし、運命だと割り切るのもひとつ」という声も上がっています。
50~60代が病院に行かない理由とは?
「メディカルライフ研究所」の公式サイトによると、日本人の74.5%が長期的な不調症状を抱えているそう。長期的な不調症状を抱えている人のうち、66.1%が「内容は見当がつくが病院には行ってない」「原因/病名がわからない」と回答していました。
「病院に行かない」理由としては、「受診が面倒(病院に行くこと自体が煩わしい)」「まだ大丈夫、と症状を自己診断」「病院に行くとお金がかかる」という調査結果がTOP3に。50~60代の人は他の年齢層に比べて、「症状が軽い」と判断して受診しなかったケースが高くなっています。
これにはネット上でも「確かに病院に行かないお年寄りって、根拠なく大丈夫だって言い張ってる人が多い気がする」「うちの祖父も体の不調を軽くみて、全然病院に行かなかったな」と同意の声が。いくら親自身が嫌がっても子どもとしてはきちんと病院に行って欲しいところ。心配する気持ちをしっかり伝えて、納得した上で受診してもらえるといいですよね。
文/藤江由美