毎朝のお弁当づくりは重労働。そのため冷凍食品を活用しているという人も多いはず。しかしお孫さんのお弁当が、冷凍食品ばかりだとわかったらあなたはどうしますか?
孫のお弁当が冷凍食品ばかりで心配...
昨年12月、とある女性がネット上に寄せた"孫のお弁当"に関する話題に注目が集まっていました。その女性は"3人目の出産を控えたお嫁さん"を助けるため、息子さんの家に住み込みで家事などをお手伝い。
お嫁さんは、3歳と5歳になるお孫さんのお弁当づくりや幼稚園の送迎、お風呂、寝かしつけを担当。女性は登園準備やお風呂上がりのお世話など、お嫁さんの担当以外のことを全て任されているのだとか。
基本的に不満もなく「送迎やお弁当の準備はお腹も大きくなってきて大変そうだな」と感じているものの、お嫁さんは「運動になるから」と自分の担当をしっかりとこなしています。しかし女性は"生活の中で唯一気がかりなこと"として、お孫さんのお弁当の中身について不満を吐露。どうやらお嫁さんが作るお弁当は冷凍食品ばかりな上、同じメニューを繰り返しているためお孫さんの栄養面が心配だといいます。最後に女性は「今時のお弁当はこんな感じなのでしょうか?」と疑問を投げかけました。
このお悩みに対してネット上からは、「専業主婦でそれはナシかなぁ...?」「私も小さな頃のお弁当はいつも冷凍食品でした。友達のお弁当と比べると見た目も良くないし、子ども心に辛かったので指摘してお嫁さんに言ってあげて欲しい」「仕事しないで手伝いにも来てもらっているのにお弁当は冷凍食品? 私だったらそんな嫁は無理だわ」などお嫁さんを叱責する声が。
しかし一方で「お弁当以外の食事も冷凍食品なら問題。しかし、そうじゃないなら何も言わないほうが良いと思う」「お腹が大きいとのことで『仕方ないんじゃないかなぁ』という印象です。栄養は3食の中でバランス良くとれればいいんですし」「私の場合は幼稚園から『完食が大事だから、栄養云々よりも好きな物だけ入れて下さい』と言われました。もしかしたら、お嫁さんなりの考えがあるのかも」と、お嫁さんを擁護する声も多く上がっています。
冷凍食品をお弁当に使う人は多い?
簡単に準備できて美味しい冷凍食品が続々と登場しているからか、近年は冷凍食品を活用する人が増えているようです。昨年4月に"一般財団法人 日本冷凍食品協会"が発表した調査によると、「冷凍食品を利用する機会」は増加傾向にあることがわかりました。
「冷凍食品を利用する頻度」について調査したところ、「"ほとんど"または"まったく使わない"」と答えた人はおよそ2割(19.1%)に。一方「使う」人は8割(80.9%)もいることがわかっています。また「冷凍食品を使わなくなった人」にその理由を聞いたところ、男女ともに「お弁当を作らなくなったから」(男性:18.1%、女性:39.2%)が1位にランクイン。最近は、お弁当に冷凍食品を入れるのが"普通"なようです。
子育ての仕方は時代によって変わるもの。自分の時代には無かったモノでも、今の時代は当たり前になっていることが多いのかもしれません。
この一件、あなたはどう思いますか?
文/藤江由美