「引き出し内の収納は7割以下に!」 やましたひでこさんが指南する「キッチン断捨離のコツ」

キッチンの道具類は、オブジェ感覚で飾る

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最近はおしゃれな家電製品が増えているので取り入れたい。色を揃えるとキッチンのアクセントに。

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調味料、シリアル、茶葉などはガラス瓶に入れて見せる収納にする。同じデザインで統一するとディスプレイとして引き立つ。

断捨離とは住空間のクリエイトです。

断捨離で余計なモノをなくしたら、空間はよみがえります。

キッチン道具やキッチン家電をオブジェとして飾り、みんなに見てほしいと思わせるような、美しい空間を作り上げましょう。

そのためにはキッチン道具を選び抜いたモノにすること。

その基準は値段ではありません。

モノはスペースたっぷりの窓辺や棚に飾れば引き立ちます。

どんな日用品であってもゆとりのある場所に置かれると、すてきなオブジェに見えることもあります。

反対にどんなに高級でセンスの良い食器や道具であろうと、隙間のないところにぎゅうぎゅうに積まれていれば、良さが発揮できません。

また、キッチン家電は用途で分けると数が増えがちです。

お菓子作りなどのマイブームによって揃えた家電もあるかもしれません。

でも、それらの出番がなくなっていたら、潔く手放すことをおすすめします。

次の使用機会を気にしてとっておくことは無用。

なぜなら、そのときのキッチン家電は進化しているはずだからです。

必要なモノだけを残し、それを住空間クリエイトの完成として楽しみながら飾る。

それは断捨離の仕上げです。

あなたにとっての理想のキッチンを作りましょう。

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鍋に入れたのはなんと食べ終えた豆苗。新芽をグリーン感覚で窓辺に飾る。まな板もオブジェのように。アイディア次第ですてきなインテリアになる。

捨てると決めたらなるべく早く手放す

処分することを決めたら、迷わずすぐに手放しましょう。

せっかく捨てようといらないモノに分けたのに、先延ばしにとっておくのでは意味がありません。

最後に家の中から出してこそ断捨離です。

捨て方には、

1 ゴミとして出す(捨て方は下の表参照)

2 リサイクルショップ、フリーマーケット、ネットオークションに出して売る

3 バザーに持ち込む、教会などに寄付する などがあります。

ゴミとして出すのがもっとも簡単で手軽です。

自治体によって捨て方が違うので、よく確認しましょう。

自分にとってやりやすい方法、満足できる方法を選び、なるべく早く処分してください。

《ゴミとして捨てる》

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※上記は一般例で、自治体によって異なります。

取材・文/細川潤子 撮影/原田 崇

 

<教えてくれた人>

やましたひでこさん

断捨離(R)提唱者。一般財団法人断捨離(R)代表。ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の片付けに落とし込み、提唱する。著作はアジア・欧州圏を含め、国内外累計700万部超のミリオンセラーを記録。

この記事は『毎日が発見』2023年4月号に掲載の情報です。
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