最近ではメールやSNSの普及によって少なくなってきましたが、それでも日本人にとって"年賀状"はお正月の風物詩。どんな絵柄の年賀状を送るのか、毎年頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。さまざまな種類の年賀状がある中、ネット上ではこの時期恒例の「子どもの写真入り年賀状」について議論が勃発しているようです。
子どもの写真がNGの理由とは?
きっかけは、今年娘を出産したという女性からの質問。子どもの写真入り年賀状を嫌がる人の心理がわからないという女性は、友人の幸せな姿や好きな人の写真なのになぜ嫌な気持ちになるのか疑問に思ったそう。
これには「正直、人の家の子どもを見せられても興味ないって思っちゃう」「たいして親しくない人から子どもの写真送られてきてもね...」「幸せアピールのためだけに送ってる感じが好きじゃないかな」といった意見が。中には「子どもが欲しいのにできない人や独身で辛い人への配慮に欠けると思う」「世の中にはいろんな人がいるし、嫌な気持ちになる人もいるのはしょうがないでしょ」と、人によって事情が異なることを指摘する声も上がっています。
もちろん「写真入り年賀状大好き! いつも微笑ましく見させてもらっています」「うちは子どもができなかったけど、幸せのおすそ分けだと思って毎年楽しみにしてる」といった声も。「子どもの写真入り年賀状」自体の良し悪しではなく、送る相手へ配慮ができているのかどうかがポイントとなっているようです。
祖父母+孫の年賀状はあり? なし?
また最近では、「子どもの写真」ではなく「孫の写真」を使う人も。しかしこのシチュエーションは、孫の"両親"にとってはあまりいい気がしない場合もあるよう。娘が2人いるという女性は義両親に娘2人と撮った写真を許可なく年賀状に使われ、なんとなく「嫌だな」と感じたことを明かしています。
これにはネット上で「ジジババ馬鹿丸出しでみっともない」「両親も一緒に家族総出ならまだしも、孫と祖父母だけはちょっと変な気がする」「要するに孫自慢がしたいだけ」といった声が。
また「全く知らない祖父母の知り合いに子どもの顔や名前が知られてしまうのが怖い」という意見も。実際に「住所と子どもの個人情報が一緒に流出する可能性もあるし、情報が漏れることは書かないようにしてる」「常に親と一緒にいる赤ちゃんの頃は送ってたけど、一人で出歩くようになった今は写真を控えています」と、子どもの写真自体を年賀状に使わなくなった人も多いようです。
さまざまな配慮が必要になりそうな"年賀状問題"。気持ちのいい新年を迎えられるよう、お互いに思いやりを持って年賀状のやり取りができるといいですよね。
文/藤江由美