わたしは義祖母の葬儀に駆けつけるべきだった?家族葬の親族トラブル

近年、近親者のみで葬儀を行う「家族葬」のニーズが増加しているそう。しかし"家族"の範囲は人によって捉え方が違うもの。家族葬を巡っては、親族間のトラブルに繋がってしまう恐れもあるようです。

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義祖母の葬儀に駆けつけるべきだった!?

以前、"義祖母のお葬式について"という話題に賛否の意見が集まりました。話題の元になったのは、入籍して1週間後に義理の祖母が亡くなった奥さんの投稿。義祖母と面識は無かったのですが、奥さんはお葬式へ行く準備をしていたそう。しかし旦那さんの家族から、「お通夜&お葬式は執り行わず、夫の家族で火葬場での直葬のみ。お香典も辞退」との連絡が。

この対応に奥さんの実母は、「入籍したのに、うちの娘は家族ではないということ?」と激怒してしまったようです。結局、火葬の場に参加しなかった奥さんは「私は辞退されても駆けつけるべきだったのでしょうか?」と疑問を投げかけました。

この相談にネット上からは、「近年の家族葬はごく内輪で行う人も増えているし、今回は駆けつけなくて正解」「義両親が辞退を申し出てるのだから、相手の意向をくんで行かないのが筋。無視してズカズカやって来られたら、それこそ相手家族は困ると思う」「私の夫の祖父も家族葬で、義両親の指示で私と娘は行きませんでした。義姉も義兄も配偶者抜きで参列したそうですし...」といった声が上がっています。

しかし一方で、「出席の申し出をしておいて、断られたら引き下がるというのがよかったのではないでしょうか」「入籍したばかりで故人と面識が無くても"夫の家族"ですし、確認をとった方がベター」「もしかして辞退の連絡は実家宛だったのでは? 『旦那さんに言えばよかったのに」などの声も。

義実家から辞退の申し出があっても、相談して決めた方が良いと考えている人も多い様子。葬儀へ出席しなかった場合は、義実家へ連絡をとって弔問に訪れると良いかもしれません。


香典を辞退されたときの弔意の表し方とは?

今回のケースは、義実家から香典辞退の申し出がありました。基本的に香典辞退された場合は、香典を用意する必要はありません。無理に渡してしまうと、逆にマナー違反になってしまう可能性もあります。

香典辞退された場合でも弔意を表したい時は、供物や供花を贈るという方法も。葬儀屋さんに相談すれば、値段に応じて対応してくれるようです。しかし"ご厚志お断り"という、香典・供花・供物を辞退する場合もあるので注意しましょう。

辞退の連絡があった場合、遺族の意思をくみ取ることもマナーのひとつ。しかし認識のズレが出ないように気をつける必要があるようですね。

文/藤江由美


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